初めての東京への引っ越し! 初期費用の相場と、賢く節約する方法を徹底解説

憧れの東京暮らしをスタートさせる!人生の新たな門出に気持ちも高まることと思います。ただ、ひとつ心配なのが費用のこと。引っ越しの費用というのは意外と種類が細かく、積み重なると多額の出費になってしまいがちです…。

資金が不足すれば、希望の住環境を妥協せざるを得なくなることも。あらかじめひとつひとつの初期費用を把握して、おおよその金額を前もってシミュレーションしておく必要があります。

また、初期費用は工夫次第で節約することも可能です。引っ越し後の生活に困窮しないよう、節約のポイントを押さえておいて損はありません。

今回は、東京に引っ越すときにかかる初期費用の内訳をお伝えするとともに、23区の家賃相場やコストの節約方法などを解説していきます。

上京を検討している方は、初期費用の不安を本記事で拭い去りましょう!

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INDEX

東京に引っ越すときの初期費用

東京に引っ越すときの初期費用

東京に引っ越すとき、家具・家電の購入費や、引っ越し業者の利用料金などだけでなく、さまざまな初期費用が発生します。

主な初期費用は下記の通りです。

引っ越しに向けて資金を確保するためにも、それぞれどれくらいの費用がかかるのか知っておく必要があります。

引き続き、各初期費用の概要と相場金額について解説していきます!

敷金は、賃貸借契約を締結するうえで、債務を担保するために借主が貸主に支払うお金です。賃料の不払いに対する補てん、故意によって発生した汚損に対する修繕などに使われます。退去時にトラブルがなければ基本的に返却されます

東京では、賃料の1か月分を支払うケースが多いです。たとえば、賃料が14万円であれば、敷金も14万円に設定されやすくなっています。敷金が0円の物件も少なからず存在しています。

礼金は、貸主に対してお礼の意味を伝えるために支払うお金です。敷金とは違って一度支払うと戻ってきません

東京では、敷金と同様に賃料の1か月分を支払うケースが多いです。敷金だけを支払い、礼金は支払わなくてよい物件も少なくありません。反対に、敷金を支払わずに礼金だけを支払う物件もあります。

前家賃は、賃貸契約の締結にあたって事前に支払う翌月分の家賃です。一般的には、敷金や礼金などの諸費用とともにまとめて支払います。

契約した月に入居する場合は、入居日からその月末までの家賃を日割り計算した金額と、翌月分の家賃も支払います。たとえば、10月初めに契約して10月の15日に入居するときは、10月の残り15日分と11月分の家賃を支払うということです。

物件によっては入居日に関わらず1か月分の家賃が設定されることもあります。事前に確認しましょう。

仲介手数料とは、賃貸物件を契約するときに発生する仲介業務の対価として不動産会社に支払う金額です。たとえば、物件の案内や契約条件の交渉、重要事項の説明などの仲介業務に対して支払います。

仲介手数料の上限は宅地建物取引業法によって決められており、不動産会社が受け取れる金額は賃料の1か月分(+消費税)以内が上限とされています。東京では0.55か月などの物件が比較的多く見受けられました。

念のため、東京で物件を紹介してもらうにあたって、上限を把握しておきましょう。

火災保険料は、火災によって家財が損害を受けたときや、火災によって貸主に対する損害賠償責任を負ったときなどに保険金を受け取るために支払う金額です。

賃貸物件を契約するときは火災保険に任意で加入することになります。基本的には不動産会社が用意している火災保険に加入するのが一般的です。ただ、自分で火災保険を選ぶこともできます。

大手保険会社が賃貸向けの火災保険サービスを提供しており、目安金額は月額400円程度です。

保証会社利用料は、賃貸物件を借りるとき、保証会社に連帯保証人の代わりをしてもらうために支払う費用です。

入居者の立場では、保証会社利用料金を支払うことで、家族や親せきに連帯保証人を頼めない場合でも、賃貸物件を借りやすくなります。貸主の立場では、家賃の滞納があったときに保証会社が対応してくれるため、物件を貸し出しやすくなり、空き室対策をしやすいです。

支払金額は、初年度で家賃の0.5か月~1か月分が目安となっています。保証料を滞納せずに支払うことで保証会社から信用を得ると、翌年以降の金額が下がる仕組みです。

クリーニング費用は、次の入居者が快適に過ごせるよう、賃貸物件を清掃するための料金です。原状回復費や清掃費用など呼び方はさまざまであり、部屋が広いほど費用が高くなります。

一般的に部屋を退去したあとに請求されることが多いです。退去から1か月ほどで管理会社から請求されます。東京のワンルーム物件の場合、目安として4万円ほどです。

敷金ゼロ物件の場合、敷金の代わりにクリーニング代を入居時に請求されることもあるようです。「ルームクリーニング費用借主負担」との記載があっても、具体的な金額がサイトで公開されていないこともあります。

クリーニング費用について不明点があれば必ず契約前に確認しましょう

新居の設備費用として挙げられるのが、鍵交換費用です。鍵交換費用は、以前の入居人が使用していた鍵から、新しい入居人用に鍵とシリンダーを取り換えるために発生します。

一般的には賃貸人が負担をするとされていますが、現状では借主が負担するケースも珍しくありません。たとえば、東京では鍵交換費用が2万円ほどに設定されている物件がありました。

物件によっては、ネット開通費用IoT設定費用といった設備費用が発生することもあるようです。設備を利用するための費用について見落としなくチェックしましょう。

東京に引っ越すときも生活用品を準備しておく必要があります。

必要になる生活用品の例と費用をリストアップしてみます。

ジャンル生活用品費用
入浴用品ボディタオル1枚約400円
バスマット1枚約1,200円
風呂いす約1,500円
洗濯用品洗濯洗剤900g約200円
衣類漂白剤720ml約90円
ランドリーバスケット約460円
掃除用品キッチン洗浄剤400ml約200円
コンロクリーナー20枚約100円
ほうき約300円
キッチン用品ラップ50m約340円
キッチンペーパー164枚約100円
キッチンスポンジ5個約140円
トイレ用品トイレットペーパー300m(ダブル)約400円
トイレブラシ約500円
便座シート1組約600円
その他箱ティッシュ×5約320円
マスク66枚約700円
殺虫スプレー450ml約950円

日用品はライフスタイルによって必要なものが異なります。人によってはたくさんの日用品が必要になるため、引っ越し後に想定以上のお金がかかることもあるかもしれません。細かくリストアップして具体的にかかる費用を算出しておくと安心です。

引っ越しをするときは、住所変更に伴い費用がかかることがあります。

たとえば、車検証には所有者と使用者の氏名とともに住所が明記されています。引っ越しで住所が変わるときは住所変更手続きが必要です。変更しないと、自動車税の通知書が届かなくなったり、自賠責保険が適用されなくなったりする恐れがあります。

普通自動車の車検証の住所変更手続きでは、申請時に手数料が発生します。変更登録手数料が350円、車庫証明書の取得費用が2,500円~3,000円です。管轄が変わる場合は、ナンバープレート代も1,500円ほど発生します。

なお、軽自動車に関しては申請時に手数料が発生しません。ナンバープレート代は普通自動車と同じで費用が発生します。

東京における引っ越し業者の料金相場

東京における引っ越し業者の料金相場

見積もり比較サービスの引っ越し侍がまとめたランキング結果によると、東京における引っ越し業者の見積もり相場の例は下記の通りです。

一人暮らし向け

引っ越し業者見積もり相場
豊田引越センター22,869円
東京ムービング28,847円
ガッツムービングサービス30,420円
七福引越センター30,750円
かまがた運送店34,400円
隆星引越センター35,397円
ハコブ引っ越しサービス35,838円
KIZUNA引越センター36,762円
ビーライフ引越サービス37,050円
レディアス引越センター37,730円

家族向け

引っ越し業者見積もり相場
隆星引越センター65,375円
LIVE引越サービス65,800円
ハロー引越センター70,760円
LIFE LINK引越センター73,000円
興進引越センター77,389円
引越し本舗79,400円
引越のプロロ82,038円
ファミリー引越センター96,019円
リライト引越センター105,177円
ZERO⇒1引越センター109,750円

一人暮らし向けの引っ越し料金は2万円~4万円ほど、家族の引っ越し料金は6万5,000円~11万円ほどです。

繁忙期になると、通常期における見積もり相場の倍近くの金額になってしまうケースもあります。繁忙期に東京の引っ越し業者を利用するときは、見積もり相場が高くなることを見越して、早い段階から資金の確保に動き出すことが大切です。

参照:東京都の安い引越し業者おすすめ人気ランキングと見積もり相場(引っ越し侍)

東京で家具・家電の購入にかかる費用相場

東京で家具・家電の購入にかかる費用相場

東京に引っ越すときの費用として多額を占めるのが家具・家電の購入費ではないでしょうか。どれくらいの費用がかかるのかを把握するために、東京における具体的な家具・家電の販売価格について例を挙げてまとめてみます。

家具

家具販売価格
シングルベッド約40,000円
マットレス シングル用 三つ折り 高反発約9,000円
リクライニング座椅子約5,000円
カーテン 遮光1級 防炎約6,000円
座卓 丸型 折りたたみ式約15,000円
食器棚約18,000円
テレビ台 ローボード約12,000円
ドア掛けミラー約2,000円
カーペット 2帖 折りたたみ約3,500円

家電

家電販売価格
エアコン 6~9畳約70,000円
冷蔵庫 201L 2ドア約50,000円
洗濯機 7kg 全自動縦型約45,000円
ドラム式洗濯乾燥機 12kg約170,000円
ノートパソコン メモリ8GB SSD256GB約90,000円
液晶テレビ 24v型約10,000円
DCモーター扇風機約6,000円
電子レンジ 18L約5,000円
オーブントースター約2,000円
IH炊飯ジャー 5.5合炊約15,000円
除湿機 木造6畳 コンプレッサー方式約14,000円
食器洗い乾燥機 タンク式 水道工事不要約25,000円

家具・家電は日用品と違って、ひとつあたりの販売価格が高いです。新生活を快適にしようとするあまり、不要な家具・家電を購入しまうと、引っ越し費用がかさんでしまいます。

必要な家具・家電を見極めて、無駄な出費を増やさないように注意しましょう。

東京に引っ越す前に知っておきたい家賃相場

東京に引っ越す前に知っておきたい家賃相場

ここまで引っ越し業者を利用するときの料金、家具・家電の購入費用などを含めて、東京に引っ越すときにかかる初期費用をご紹介しました。

東京に引っ越すときに知っておくべき要素として、初期費用以外に家賃相場も重要です。

続いて、東京の家賃相場を把握する必要性をはじめ、東京23区および市の家賃相場をご紹介していきます!

東京の家賃相場を把握する必要性

すでに、東京に引っ越すときの初期費用についてさまざまなお金をご説明しましたが、いくつかの費用は家賃がベースになっていることがおわかりいただけたはずです。

たとえば、敷金や礼金、前家賃、仲介手数料、保証会社利用料などは、家賃〇か月分というように金額が定められます

東京に引っ越すときにかかる初期費用は、家賃によって金額が大きく左右されるということです。つまり、家賃が少ない物件を選べば、初期費用を大幅に抑えられる可能性があります。

ただ、東京は経済の中心地であるため、引っ越し先として需要が高いエリアです。どうしても家賃が高くなってしまいますよね。しかし、都内でもひとつひとつのエリアを比較すると、家賃相場が低い地域も見つかります。

東京に引っ越すときは、エリアごとの家賃相場をあらかじめチェックしておくことが大切です。

23区と市の家賃相場一覧

大手賃貸情報サイトのデータによると、東京23区におけるワンルーム・1K・1DK(マンション・アパート・一戸建て)の家賃相場は下記の通りです。

家賃相場
港区13.02万円
千代田区12.33万円
渋谷区11.89万円
中央区11.31万円
目黒区10.82万円
台東区10.64万円
新宿区10.53万円
江東区10.24万円
文京区9.87万円
品川区9.46万円
墨田区9.44万円
中野区9.04万円
世田谷区9.02万円
豊島区8.89万円
大田区8.46万円
杉並区8.32万円
北区8.20万円
荒川区8.08万円
板橋区7.74万円
練馬区7.45万円
足立区7.07万円
葛飾区7.05万円
江戸川区7.02万円

家賃相場が7万円~8万円となっている区がある一方で、家賃相場が10万円を超えている区もあります。同じ東京でも家賃相場に差があるのですね。

続いて、東京の市におけるワンルーム・1K・1DK(マンション・アパート・一戸建て)の家賃相場は下記の通りです。

家賃相場
武蔵野市8.03万円
三鷹市7.90万円
調布市7.24万円
国分寺市7.14万円
立川市6.92万円
町田市6.74万円
小金井市6.71万円
府中市6.68万円
西東京市6.65万円
狛江市6.49万円
国立市6.49万円
羽村市6.35万円
東久留米市6.32万円
清瀬市6.23万円
昭島市6.17万円
多摩市6.14万円
日野市5.97万円
八王子市5.97万円
稲城市5.95万円
福生市5.93万円
小平市5.82万円
東村山市5.64万円
東大和市5.40万円
青梅市5.33万円
あきる野市5.32万円
武蔵村山市3.44万円

市のエリアは、家賃相場が7万円を超える地域のほうが少なくなっています。東京でも家賃が安い物件を見つけやすそうですね。

東京に引っ越すときの初期費用を減らしたい場合、23区であれば板橋区や練馬区、足立区、葛飾区、江戸川区などを候補とし、それでも高いようであれば市のエリアも検討してみてはいかがでしょうか。

参照:東京都の市区一覧(LIFULL HOME’S)

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東京における賃貸物件の具体的な家賃と初期費用

東京における賃貸物件の具体的な家賃と初期費用

ここまでの説明で、東京に引っ越すときの初期費用相場や、エリアごとの家賃相場がおわかりいただけたと思います。

ただ、実際の物件について、家賃に対してどれくらいの初期費用がかかるのか、具体的な金額が知りたくなった方もいますよね。

引き続き、東京における賃貸物件の初期費用相場をイメージしやすくなるよう、大手賃貸情報サイトから具体的な物件を例に挙げて家賃と初期費用をご紹介します。

事例 1 大田区 1K 築18年 マンション 家賃8.4万円

敷金8.4万円
礼金8.4万円
保証会社利用料最低2万円
鍵交換費用3万3,000円
室内清掃費用4万4,000円
仲介手数料

事例 2 台東区 1DK 新築 マンション 家賃11.4万円

敷金11.4万円
礼金
保証会社利用料最低2万円
鍵交換費用
室内清掃費用4万1,800円
仲介手数料

事例 3 豊島区 1DK 築1年 マンション 家賃14.7万円

敷金14.7万円
礼金14.7万円
保証会社利用料0.50か月
鍵交換費用
室内清掃費用4万1,800円
仲介手数料

事例 4 品川区 ワンルーム 築12年 アパート 家賃11万円

敷金11万円
礼金11万円
保証会社利用料0.50か月
鍵交換費用2万2,000円
室内清掃費用6万6,000円
仲介手数料1.1か月

事例 5 国分寺市 1K 築26年 マンション 家賃6万円

敷金6万円
礼金6万円
保証会社利用料
鍵交換費用
室内清掃費用
仲介手数料1.08か月

敷金の支払いはあるけれど礼金の支払いがない物件、室内清掃費用がほかと比べて高い物件など、物件ごとに初期費用の条件が細かく異なっていることがわかります。

築年数が大きい区外の物件は初期費用が安くなるようです。

参照:東京都のエリアから賃貸情報探し(SUUMO)

東京で家賃5万円以内の物件の特徴

東京で家賃5万円以内の物件の特徴

東京に引っ越すとき、日常生活の負担を減らすために、できるだけ家賃を抑えたい方も多いと思います。

ただ、家賃を抑えると物件の傾向も変わってきますよね。家賃を抑えると、どのような物件に住めるのか、気になるところではないでしょうか。

東京において家賃5万円以内で住める物件に多い特徴を列挙すると下記の通りです。

  • 物件が古い
  • 駅から遠い
  • 間取りがワンルーム
  • バスとトイレが同じでない
  • ペット相談に対応していない
  • エアコン未設置
  • 駐車場がない
  • 洗濯機置き場がない
  • 追い焚き機能がない
  • フローリング非対応

東京で暮らすのであれば、華やかな生活を送りたいと思う方もいるかもしれませんが、家賃5万円以下だと不便な思いをする恐れがあります。

ただ、家賃5万円以内でも上記の傾向から外れる物件もあります。バス停から徒歩圏内であったり、テレビインターホンがついていたり、駐輪場があったりする物件もあり、便利な環境も珍しくありません。

中にはオートロックや防犯カメラなどに対応した物件もあり、セキュリティ環境が気になる方でも住みやすい環境が見つかることもあります。

このように、家賃が安い物件でも自分の希望する条件を満たせる可能性があります。すべての希望を満たせる可能性は低くなるかもしれませんが、東京で理想の暮らしを実現するために根気強く納得できる物件を探してみましょう。

東京に引っ越すときにかかる初期費用のモデルケース

東京に引っ越すときにかかる初期費用のモデルケース

東京に引っ越すときにかかるさまざまな初期費用についてご紹介しました。

最終的に東京に引っ越す場合にどれくらいのお金を用意しておけばよいのか、気になってきたのではないでしょうか。

ここまでご紹介した内容もふまえて、東京に1人で引っ越すときに必要な初期費用のモデルケースを作成してみます。なお、初期費用のベースとなる家賃については8万円に設定してみました。

前家賃8万円(1か月分)
日割り家賃4万円(0.5か月分)
敷金8万円(1か月分)
礼金8万円(1か月分)
仲介手数料8万円(1か月分)
保証会社利用料8万円(1か月分)
クリーニング費用4万円
鍵交換費用2万円
引っ越し業者の利用料金3万円
合計53万円

家賃が8万円の場合、おおよそ50万円ほどかかることがわかります。

ここまで算出した金額に、生活必需品の購入費用や、家具・家電の購入費用を加えた金額が最終的に必要な初期費用の金額です。

上京するには、かなりのお金がかかると、おわかりいただけるのではないでしょうか。東京に引っ越ししてから困窮しないようにするために、計画的にお金を貯めておきましょう。

東京に引っ越す前に知っておきたい知識

東京に引っ越す前に知っておきたい知識

東京に引っ越したいという願望があっても、初期費用について調べているうちに、上京のハードルが高いように思えた方もいるかもしれません。

ただ、いくつか前提知識を押さえておくことで、東京への引っ越しは決して不可能ではなく、努力次第で実現できる可能性があることがわかってきます。

引き続き、東京に引っ越す前に知っておきたい前提知識をお伝えしていきます!

東京23区でも安くて暮らしやすいエリアがある

すでに23区の家賃相場をお伝えしたことからもわかるように、東京には家賃が安いエリアも存在しています。

たとえば、家賃相場がほかの区と比較して特に安いエリアとして、江戸川区が挙げられました。家賃相場が低いと暮らしにくいのではないかと思ってしまうかもしれません。

しかし、江戸川区に目を向けると、暮らしやすいポイントがたくさんあることに気づきます。

たとえば、江戸川区には江戸川病院や東京臨海病院といった高度な医療に対応できる大規模病院があります。体調を崩したときに頼れる病院があるのは心強いですね。

また、アリオ葛西や島忠ホームズ葛西店といった大規模ショッピング施設もあり、買い物もしやすい環境です。

このように、家賃相場が安いエリアでも、人によっては快適に暮らせる可能性があります。

なお、住みやすさを検討するうえで、江戸川区の治安について気になる方もいると思います。下記の記事でも解説しているので、あわせてチェックしてみてください。

あわせて読みたい
全部見せます!2023年最新版!東京都の家賃相場&治安ランキング 初めて東京で一人暮らしをする方におすすめのエリアは、費用と安全性を照らし合わせて考えると「中野区」になります。本記事ではその理由と、家賃相場・治安の両方について東京都23区すべてのエリアをランキングにしてご説明させていただきました。23区外についても解説しているので、住む場所を決定する前のご参考としてご一読ください。

家賃は手取り収入の3割が目安

家賃を決めるときに、どれくらいの金額を目安にすればよいのか、迷う方もいるかもしれません。

世間では、家賃は手取り収入の3割が目安とされることがあります。明確な根拠はないと言われていますが、家賃を3割に抑えないと、支出の観点から生活が苦しくなる可能性が高いとのことです。

手取りは、給与から厚生年金保険料や健康保険料、住民税などが差し引かれた金額です。

たとえば、手取りが18万円であれば、家賃の目安は下記の通り計算できます。

家賃の目安
18万円×0.3=5.4万円

ただ、東京で物件を探すとき、目安金額が低い場合は自分が希望する住環境を実現できないこともあり得ます。

すでに5万円以下の物件で見られる特徴でもお伝えしましたが、家賃が安ければ、駅から遠い場所になってしまったり、洗濯機置き場がなかったりするなど、生活にあたって不便が生じてしまいます。

あくまで3割という数字は目安です。生活コストは人それぞれ異なるため、すべての人に適した目安というわけでもありません。節約上手な方や出費が少ない方であれば、生活コストが低い場合もあり、その分家賃にお金を回すことも可能です

東京で少しでも快適な物件に住みたい場合は、実際の生活費をシミュレーションして、無理のない範囲で家賃の金額を高めてみましょう。

家賃の高い物件に住むには生活費の節約が重要

生活費をシミュレーションした結果、無駄な出費が多いことに気づく場合もありますよね。

無駄な出費を減らすことができれば、その分家賃の高い物件に住むことも可能です。

手取りが少ないけれど、東京で快適に暮らしたいのであれば、生活費の節約を意識してみましょう。

生活費を節約するうえで特に重要になる方法が自炊をすることです。

自炊をする

東京には、地元では見かけない魅力的なチェーン店やレストラン、居酒屋などがたくさん立ち並んでいます。

ただ、飲食店で提供されるメニューは、料理を作る手間を省ける分、コストが高めです。そのため、外食が多くなると生活費の上昇は避けられません。

面倒に感じる方もいるかもしれませんが、東京で生活費を抑えるには自炊が不可欠です。

自炊の方法を知るには、YouTubeの料理チャンネルが参考になります。安い食材を用いて短時間で作れるレシピがたくさん公開されています。

いきなりクオリティの高いレシピに挑戦すると自炊に挫折してしまいがちです。負担にならない範囲で作れるおいしいレシピを見つけることから始めてみましょう。

東京に引っ越すときの初期費用を安くする5つのポイント

東京に引っ越すときの初期費用を安くする5つのポイント

せっかく憧れの東京に引っ越したのに、新生活に使えるお金が少なくなってしまえば、楽しみが減ってしまいますよね。

新生活に使えるお金をむしばむのが、ここまでご紹介した数々の初期費用です。東京に引っ越すときは、とにかく初期費用を減らすことを意識しましょう。

初期費用は工夫次第で安くすることが可能です。ここでは東京に引っ越すときの初期費用を安くする5つのポイントについて解説していきます!

家賃が安い物件を選ぶ

敷金や礼金といった引っ越しの初期費用は、家賃がベースになって決まることをお伝えしました。家賃を安くすれば敷金や礼金などの初期費用も連動して安くなります。したがって、初期費用を抑えるには家賃が安い物件を選ぶことが最重要です。

一般的に賃貸情報サイトで家賃が安い東京の物件を探すときは、まず家賃相場が安いエリアにチェックマークを入れて検索結果を絞り込みます。

家賃が安くて気になる物件があれば、詳細を確認して建物の外観や間取り、駅までの距離、周辺のお店など、希望の条件を満たせるかどうかを判断します。

すでにお伝えしたとおり、安い物件は通常の物件よりも快適さが低くなりがちです。妥協できない条件を明確にして、物件選びに失敗するリスクを減らしましょう。ほかの安い物件も確認して候補を絞り込んだら内見の予約を入れてみてください。

フリーレント物件を選ぶ

東京に引っ越すときに初期費用を減らしたいのであれば、フリーレント物件を探してみましょう。

フリーレント物件とは、入居後の一定期間に関して家賃を無料とする物件をさします。フリーは無料、レントは賃貸料という意味です。

2週間程度の家賃が無料になったり、1~3か月間の家賃が無料になったりします。

家賃が無料になると聞くと、何か後ろめたい理由があるのではないかと、疑ってしまいますよね。家賃や広さ、駅からの距離などが同じ物件があるとき、フリーレントという価値を付けることで、物件の差別化を図る仕組みです。

あくまで貸主が物件を貸しやすくするための取り組みであり、フリーレントだからといって部屋にデメリットがあるわけではありません。初期費用を下げるために積極的に探す価値が高いと言えます。

フリーレントに対応していない物件でも、貸主に相談することで検討してもらえる場合もあるようです。気になる物件が見つかったら、少ない期間でもよいので、フリーレントで対応してもらえないか、貸主に相談してみてもよいかもしれません。

ただ、フリーレント期間終了後に一定期間住み続けなくてはならないという条件が設定されることがあります。条件を守れなかった場合、無料期間中の家賃や違約金の支払いが求められる恐れがあります。転勤が発生しそうな社会人の方は注意してください。

敷金・礼金が0円のゼロゼロ物件を探す

東京に引っ越すときの初期費用を減らすには、ゼロゼロ物件を選ぶことも重要です。

ゼロゼロ物件は敷金・礼金が0円の物件です。最近は、借主が保証料を支払って家賃保証会社に保証してもらう契約も普及しています。貸主の家賃未回収リスクが減り、ゼロゼロ物件が増加傾向とのことです。

仮に敷金・礼金が家賃の1か月分に設定されているとしましょう。家賃と敷金、礼金の初期費用は、実質家賃3か月分になります。

しかし、敷金・礼金が0円のゼロゼロ物件であれば、敷金と礼金を支払わなくて済むので、家賃1か月分のみを支払えばよいことになります。家賃2か月分を浮かせられるので、初期費用を大幅に減らせることがわかりますよね。

ゼロゼロ物件だからといって、物件の質が低かったり、家賃が高額だったりするわけではありません。ただ、駅から少し離れていたり、新築ではなかったりする物件に人を集めるために、敷金・礼金をゼロにしている場合もあるようです。

リスクがないとは言い切れませんが、初期費用を抑えられることには変わりありません。希望の条件を満たせるゼロゼロ物件を探してみる価値は高いと言えます。

賃貸情報サイトでは、物件を探すときの条件を細かく設定できるのが一般的です。「礼金なし」「敷金なし」などの条件にチェックを入れて検索結果を絞り込めば、簡単にゼロゼロ物件を見つけられます。東京でゼロゼロ物件を探すときにぜひ試してみてください。

仲介手数料が安い物件を選ぶ

仲介手数料の上限は宅地建物取引業法によって決められており、家賃の1か月分(+消費税)以内が上限とされていることをお伝えしました。実際に仲介手数料を1か月分に設定している物件も自然と目に入ってきます。

ただ、異なる賃貸情報サイトを比較すると、仲介手数料が家賃の0.5か月分に設定されている場合もあり、差があることがわかります。

仮に家賃が10万円で、仲介手数料が1か月分、0.5か月分に設定されている場合、5万円ほど差が生じることになりますよね。

当然、家賃が高くなれば、仲介手数料の差はさらに膨れ上がってきます。東京に引っ越すときの初期費用を減らしたいのであれば、この差は見過ごせない金額ではないでしょうか。

物件によっては仲介手数料がそもそも無料とされる場合もあります。初期費用を大幅に減らせる可能性があるので、探してみる価値は高いです。

ただ、仲介手数料が無料の場合、通常の条件では入居者が集まらなかった物件であることを示している恐れがあります。借主に不利な条件がないかどうか、慎重に判断することが大切です。

また、仲介手数料はサポート業務の対価として位置づけられるため、無料になれば支援が手薄になってしまう恐れもあります。

そのほか、仲介手数料の代わりに書類作成費などの項目で費用を請求されることもあるようです。初期費用を安くするために、仲介手数料が無料の物件は魅力的に見えるかもしれませんが、少なからずリスクがある点は把握しておきましょう。

賃貸物件の貸主に初期費用について交渉をする

実は、賃貸物件の初期費用は交渉によって値下げしてもらえる可能性もあります。東京に引っ越すときの初期費用を減らしたいのであれば、貸主との交渉を検討してみましょう。

たとえば、貸主が空き室を減らしたいと考えている場合、敷金・礼金を無料にしてもらえる可能性があります。また、セキュリティが甘くなってしまいますが、鍵交換をせずに鍵交換代を抑えられることもあるようです。

実際に交渉して初期費用を5万円程度抑えることに成功した方も見受けられました。

なお、賃貸物件の初期費用交渉は契約前に行うのが一般的です。不動産会社の閑散期は7月~8月であり、引っ越しをする方が少ないことから、入居意思の高い方とは可能な限り契約を進めたいという理由で、値下げ交渉に応じてもらいやすいと言われています。

ただ、初期費用について交渉をすると、申し込みを断られることがあります。せっかく苦労して希望を満たす物件を見つけたのに、申し込めなくなっては本末転倒です。

過度な交渉は不動産会社から悪印象を持たれる恐れがあるので、無理はしないように注意しましょう。

東京に引っ越すときの初期費用がどうしても高い場合は?

東京に引っ越すときの初期費用がどうしても高い場合は?

ここまで東京に引っ越すときの初期費用を節約するポイントをお伝えしました。ただ、初期費用を節約するにあたって、少なからずリスクが伴うこともおわかりいただけたと思います。

また、初期費用を節約するのにも限度があり、どうしても高いと感じてしまう場合もありますよね。

そのような場合に対応できるよう、初期費用が高くて困ってしまったときの考え方についても解説していきます!

初期費用を分割払いにしてもらう

賃貸物件の初期費用は決して安くはありません。

まとまった金額を一度に支払うことが難しく、上京に挫折してしまう方もいるのではないでしょうか。

実は、分割払いによって一度に支払う初期費用を減らすことができます。たとえば、大手の不動産会社ではクレジットカードによる分割払いに対応していることが多いです。

なお、小規模な不動産会社だと一括払いに限定されてしまうことがあるので、事前に確認する必要はあります。

分割払いは便利ですが、知っておくべきリスクもあります。分割回数が増えると、手数料や金利の負担も増えて、最終的な支払金額が高くなってしまいがちです。

希望を満たす物件を見つけたとき、初期費用の支払いがどうしても難しい場合でない限り、安易に選択しないほうが無難かもしれません。

賃貸物件の初期費用以外にかかる費用を見直す

東京に引っ越して賃貸物件に住むためには、初期費用以外の費用も発生します。

初期費用が高いと感じるのであれば、初期費用以外の費用を下げられないか、検討してみましょう。

たとえば、インフラに関する費用が挙げられます。積み重なると高額の支出になるため、見直しは不可欠です。電気代やガス代などが高すぎないか、引っ越しを機に契約を見直してみることも大切になってきます。

物件によっては、1,500円ほどのインターネット使用料を支払うことで、通信環境を利用することも可能です。現在のインターネット契約より安い料金であれば、通信費を節約できますよね。

このように、インフラに関する費用に目を向けると、生活費を削減できる余地が見えてきます。東京で余裕を持って生活するために、インフラに関する費用を節約してみましょう。

まとめ

まとめ

今回は、東京に引っ越すときの初期費用の内訳をはじめ、23区の家賃相場やコストを節約する方法などを解説しました。

東京に引っ越すときの初期費用には敷金や礼金、仲介手数料などがありました。いずれも家賃をベースに決まるので、少しでも家賃相場が安いエリアに引っ越すことが、初期費用の節約につながります。

家賃が安くて暮らしやすい区としては、江戸川区などがありました。都内でも、家賃が安くて暮らしやすいエリアはほかにもあります。積極的に探してみましょう。

ただ、家賃が安い物件だと、駅から遠かったり、外観が古く見えたり、風呂とバスが一緒になっていたりするなど、希望の住環境を満たせない場合もあります。

初期費用を節約する方法は、家賃の安いエリアに引っ越すこと以外にもあります。たとえば、敷金と礼金が無料のゼロゼロ物件を選んだり、貸主と初期費用の値下げ交渉を行ったりすることでも、コストを抑えることが可能です。

そのほか、初期費用を減らす方法としては、できるだけ安くて信頼できる引っ越し業者を選ぶことも大切になります。

カルガモ引越センターは、地域密着のサービスを展開することでリピーターを獲得しており、テレビCMを行う必要がありません。広告費用を削減し、大手の10分の1の価格で引っ越しサービスを提供しています。

しかも、50年間にわたって、200万件超の引っ越し実績を築いてきたため、安心して利用しやすいです。電話やメール、LINEなど、さまざまな方法で無料見積もりに対応しています。

東京に引っ越すときの初期費用を抑えるために、安くて信頼できる引っ越し業者をお探しの方は、ぜひカルガモ引越センターまでご相談ください。

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