一斉入居をする際の流れについて徹底解説!エアコンなどの家電の対処法や起きがちなトラブルなど!

新築マンションに引っ越しするときの流れは? 一斉入居で起きるエアコンや家電のトラブルも解説!

新築マンションへの引っ越しでは、売主会社が指定した幹事会社を主導に一斉入居が行われることが多いです。アンケートによって入居日が調整され、鍵の一斉引き渡しが完了したあとに、一定期間内に引っ越しが行われる仕組みです。

一斉入居は通常の引っ越しとは異なり、さまざまなルールがあります。所要時間や搬入経路、駐車場所、トラックの高さなどを制限されるのが一般的です。

指定された引っ越し業者以外を利用することもできますが、連携不足によってトラブルに見舞われるケースも珍しくありません。

今回は、新築マンションに引っ越すときの流れや幹事会社の役割、一斉入居のトラブルなどを詳しく解説していきます。幹事会社ではなく、通常の引っ越し業者に見積もり依頼を検討している方も、ぜひ参考にしてみてください。

メルマガ登録はコチラから
メルマガ登録はコチラから

お見積もり・お問い合わせは無料です!

INDEX

新築マンションへの引っ越しは一斉入居が基本

新築マンションへの引っ越しは一斉入居が基本

一斉入居とは、新築マンションに入居者が同時に引っ越しをすることです。新築マンションへの引っ越しは一斉入居が基本となっています。

短期間に引っ越し作業が集中するので、建物保護の手間を減らしたり、近隣住宅への騒音被害を抑えたりできます。

通常の引っ越しと大きく異なる点は、たくさんの引っ越し業者が作業に参加することです。大勢の引っ越し業者が順番を決めて順序よく、入居作業を進めていくというルールがあります。

通常の引っ越しでは見積もりで値引き交渉が行えますが、新築マンションに一斉入居するときは、ほかの住人と料金が異なるとクレームが発生するリスクがあり、絶対に値切れないケースもあるようです。

また、新築マンションの売主会社(開発会社)が引っ越しの集中に備えて、特定の引っ越し業者を入居者に対して推薦する場合もあります。

そのほか、新築マンションの一斉入居に対応していない引っ越し業者もあり、大手への依頼を検討しなければならない場合もあります。

新築マンションへの引っ越しの流れ

新築マンションへの引っ越しの流れ

一般的な引っ越しと新築マンションへの引っ越しではどのように流れが異なるのでしょうか? この章では新築マンションでの一斉入居の流れについて解説していきます。

ステップ1 入居者に引っ越し希望日のアンケートが送付される

新築マンションへの引っ越しの2か月前までは、売主会社と売主会社の専任した引っ越し業者の間で、建物の概要や搬入周辺道路環境、入居世帯などに関する情報共有をする段階です。

通常の引っ越しと異なり、売主会社指定の引っ越し業者が入居者に引っ越し希望日のアンケートを送付し、入居者が返信することになります。なお、指定引っ越し業者以外から見積もりを取ることもできますが、指定引っ越し業者に対するアンケートの返信は必要です。

ステップ2 入居予定日の分散化が行われる

引っ越しまで40日前ほどの段階で、売主会社は専任した引っ越し業者から具体的な引っ越し作業の手順を共有してもらいます。その際、引っ越し業者がアンケート結果にもとづき集計中間経過を報告して、入居予定日の分散化を調整していく流れです。

売主会社と引っ越し業者は、入居説明会と内覧会の日時を共有し、引っ越しに関する説明の時間を割くことも共有します。

ステップ3 入居説明会で引っ越しの流れが説明される

引っ越し1か月前あたりに、入居説明会で引っ越しに関する説明が行われます。具体的な内容は下記の通りです。

  • 搬入システムと経路
  • 入居日と時間の振り分け
  • 搬入手順
  • 家財の荷解きの要領
  • 引っ越しのポイント
  • 引っ越しの注意点
  • 質疑応答

ステップ4 内覧会の開催と入居日の確認

引っ越しから20日前くらいには内覧会が開催され、入居者は入居日や入居方法、搬入通路などを確認していきます。

入居日に関しては入居日通知書に記載されています。旧居の明け渡しや子供の学校、仕事の都合に関する申し出があった方が優先される仕組みです。入居日を変更すると希望日に入居できない場合があるので注意してください。

ステップ5 入居状況の把握と搬入経路の養生

引っ越し10日前には、すべての入居者との確認がとれたあとに入居状況表が作成され、管理会社や関係部署に共有されます。

その後、引っ越しの準備が始まり、入居前日まで搬入経路の養生が行われる流れです。

ステップ6 引っ越しがスタートする

引っ越しスタートから、約2週間~20日ほどかけて引っ越しが行われていきます。新築マンションへの引っ越し作業が完了すると、養生が撤去されて一斉入居が完了する流れです。

そのほか必要な手続きの流れ

売主会社が専任した引っ越し業者を利用しない場合、引っ越し日が確定してから別途見積もりを依頼します。

また、退去の1か月前あたりを目安として、賃貸管理会社に退去の連絡をすることも必要です。引っ越し前までに余裕を持って電話・郵便・電気・ガス・水道・インターネットなどに関する引っ越しの手続きも済ませておきます。

鍵に関しては引っ越し日の前に一斉引き渡しが行われ、完了した人から一斉に引っ越しがスタートしていく流れです。

新築マンションに一斉入居で引っ越しするときの制限

新築マンションに一斉入居で引っ越しするときの制限

新築マンションに一斉入居で引っ越すときにはいくつか制限が発生します。一斉入居の際に戸惑わないようにあらかじめ確認しておきましょう。

引っ越し作業の時間や順番

新築マンションに一斉入居で引っ越すときは、数週間かけて引っ越しが行われます。1日あたりの引っ越し件数は、エレベーターが一つの場合で1日4件ほどであり、1件あたりの作業時間は約2時間~3時間です。

時間内に作業が終わらない場合は作業が中断され、残りの荷物を搬入するために予約を取り直す必要があります。

また、指定された日付に先着順で当日搬入を行うケースもあり、その場合は順番を待たなければなりません。

荷物搬入経路やエレベーター

たくさんの入居者が引っ越し作業を進めると、トラックが混雑するだけでなく、廊下やエレベーターで動きが取りづらくなり、引っ越しがスムーズに進まなくなってしまいます。また、すでに生活している方に迷惑がかかる可能性もゼロではありません。

したがって新築マンションへの一斉入居では、荷物の搬入経路やエレベーターの利用時間などが制限されるのが一般的です。依頼した引っ越し業者に現場の状況を正確に伝えることが重要になります。

トラックのサイズや駐車場所

新築マンションへの引っ越しにおける一斉入居の際には、トラックのサイズや駐車場所が制限されるケースがあります。

通常の引っ越しのように、引っ越し業者が都合のよい場所にトラックを駐車できません。地下の駐車場に制限される場合、背の高いトラックだと駐車できないリスクもあります。

引っ越し時のトラブルを少しでも減らしたいのであれば、あらかじめ売主会社が専任する引っ越し業者や、一斉入居に慣れている引っ越し業者を選択するのが無難といえるでしょう。

お見積もり・お問い合わせは無料です!

新築マンションへの引っ越しで知っておきたい幹事会社とは?

新築マンションへの引っ越しで知っておきたい幹事会社とは?

新築マンションの引っ越しにおける一斉入居では、幹事会社が重要な役割を果たします。ここまで解説した中でも登場した、売主会社から引っ越し作業を専任される引っ越し業者が幹事会社です。ここからは幹事会社の詳細を解説していきます。

幹事会社は優遇される?

世間では、幹事会社を利用すれば引っ越し希望日時が優遇されるという考え方もあるようです。しかし、一斉入居ではほとんどの世帯が幹事会社を利用することから、幹事会社を利用すれば必ずしも希望日時に引っ越しできるとは限らないといわれています。

また、引っ越し当日の搬入では順番待ちになるケースがありますが、幹事会社に依頼すれば順番が優先されることもあるといわれています。

真偽は不確かですが、幹事会社が一斉入居の引っ越し作業について主導権を握っているのは確かです。売主会社と一番距離が近い業者なので、他社の引っ越し業者よりもスムーズに引っ越し作業を進められる可能性は高いでしょう。

幹事会社に依頼すると高い?

幹事会社は一斉入居の引っ越し作業を主導する立場であることから、強気の見積もりを提示してくるのではないかと事前に警戒する方もいます。

実際に幹事会社に見積もりを依頼したところ、他社の3割増しくらいの料金であり、他者への見積もりをしようか迷った方の口コミが見受けられました。

その一方で最終的に幹事会社が安かったという口コミも見受けられました。一斉入居を担当する幹事会社によって、引っ越し料金の価格帯は変わってくるようです。

幹事会社といえでも値引交渉は不可能ではありません。もし幹事会社の提示する金額があまりにも高いと感じるのであれば、他社から見積もりを検討していることを伝えて、値引き交渉に挑戦してみるとよいでしょう。

幹事会社が生活用品を手配することも

幹事会社に見積もりを依頼するとき、新生活に必要なアイテムの購入についても相談できる場合があります。

たとえば、エアコンやテレビ、カーテンなどです。幹事会社に見積もりから取り付けの手配まで対応してもらえます。

ただ、家電量販店から直接購入するよりも高くなってしまう傾向です。引っ越し費用を少しでも節約したいのであれば、一般的な相場と比較したうえで慎重に検討しましょう。

幹事会社でない引っ越し業者に依頼するときの注意点

幹事会社でない引っ越し業者に依頼するときは、見積もりをお願いする時点で一斉入居である旨を必ず伝えましょう。

というのも、幹事会社が具体的な日付や時間ごとに入居者の引っ越しを管理しているので、幹事会社以外の業者が好きなタイミングで引っ越しをできない可能性があるからです。

したがって一斉入居の旨を伝えておかないと、引っ越し先の新築マンションで作業ができず、深夜まで待たなければならない恐れもあります。追加料金が発生してしまうリスクも高まるでしょう。

そのほか、新築マンションの一斉入居に関しては、幹事会社以外の業者だと引っ越し作業を断られる可能性もあります。なるべく余裕を持って、見積もりの依頼をスタートするのが無難です。

新築マンションへの一斉入居日が繁忙期だった場合

マンションの一斉入居は、3~4月に行われる傾向です。引っ越し業界でも3~4月の繁忙期に引っ越しの依頼が殺到します。

したがって、幹事会社以外の業者に見積もりを依頼しようとしたとき、高額な料金を提示されたり、確定した入居日に引っ越しの予約を取れなかったりする可能性が想定されます。

一斉入居のスタート時期は特に繁忙期と重なりやすいです。したがって、一斉入居の前半における引っ越しを避けるという考えもあります。一斉入居期間の後半に入居日を希望することも検討してみてください。

新築マンションの引っ越しにおける一斉入居のトラブル

新築マンションの引っ越しにおける一斉入居のトラブル

新築マンションの引っ越しでは家電や家具、ガス、インターネット、エアコンなどに関するさまざまなトラブルが起こります。ここからは一斉入居の代表的なトラブルを解説していきます。

家電の配送や家具の組み立てと相性が悪い

新築マンションの引っ越しにおける一斉入居では、家電の配送や家具の組み立てと相性が悪いです。まず、家電の配送はほとんどの場合に時間を指定できません。ほかの方が引っ越しをしているときに家電が届くと、搬入の妨げになってしまうリスクがあります。

少量の家電であれば特に問題はないようですが、複数の家電を購入したときは幹事会社に事前連絡をしたほうが無難です。

また、家具を部屋に搬入してからも問題が生じます。大きい組み立て家具は室内でスペースを取ってしまい、電気業者やエアコン業者などと場所の取り合いになってしまうようです。なるべく大きな組み立て家具の導入は避けたほうがよいでしょう。

家具や家電は、売主会社が指定する会社で購入すれば、鍵の引渡し前に搬入設置してくれる場合もあるので、売主会社に相談しておきましょう。

ガスやインターネットが利用できない

基本的に電気に関してはブレーカーをあげれば電気を利用でき、入居も退去も立ち会いが不要であるケースがほとんどです。

ただ、ガスの開栓に関しては立ち会いのもとで、30分~1時間ほどの回栓作業が必要になります。休日や時間外では対応できないケースもあるので、予約を忘れないようにしなければなりません。引っ越し日が確定した時点で、入居日にガスの回栓予約を入れましょう。

また、インターネットを個別で契約する分譲マンションだと、インターネットの開通工事が必要になる場合もあります。引っ越し日からインターネットが利用できないことにならないよう、必要な手続きについて確認しておきましょう。

エアコン設置がうまくできなかった

マンションの造りによっては、エアコンスリーブの位置が指定されていて、間取りによっては窓の下にある場合があります。エアコンスリーブとは、エアコンと室外機を接続するための配管を通す部分です。

エアコンを一般的な取り付け業者に依頼した結果、配管を隠すための化粧カバーがうまく設置できず、売主会社が指定する業者に再び設置をやり直すことになる場合もあります。

売主会社が主催する販売会でエアコンを購入すれば、マンション専門業者が取り付けをしてくれるので、キレイに仕上げてくれる可能性が高いです。ただ、エアコンの購入費用が高くなってしまう可能性があります。

まとめ

まとめ

以上、新築マンションの引っ越しの流れを中心に解説しました。新築マンションの引っ越しでは一斉入居が基本であり、通常の引っ越しとは異なる特徴がありました。

売主会社の専任する引っ越し業者(幹事会社)が入居者の入居日を分散化させ、一定期間内に決められたルールにもとづいて引っ越し作業を行っていきます。

必ずしも幹事会社を利用する必要はありませんが、ほかの引っ越し業者に依頼したときは、一斉入居である旨を確実に伝えなければなりません。

そのうえで、トラックのサイズや駐車場所などの制限などについて、見落とさずに確認してもらうことが大切です。

そのほか、入居日以外の家電の配送がほかの方の搬入の妨げになったり、マンションの構造上エアコンの取り付けがうまくいかなかったりするトラブルもありました。

値段が高くなってしまう場合も想定できますが、家電の購入は幹事会社に手配してもらうのも得策です。

このように一斉入居の段取りや注意点を事前に把握して、新築マンションへの引っ越しをスムーズに進めましょう。

メルマガ登録はコチラから
メルマガ登録はコチラから

一斉入居を含めて引っ越しの悩みごとはカルガモ引越センターに相談!

カルガモ引越センターは、200万件の引っ越し実績を持つ引っ越し業者です。引っ越しに関するノウハウが豊富なので、新築マンションにおける一斉入居に関しても相談しやすいでしょう。

リピーターが多いサービスであることから、広告費用が大手の10分の1以下となっています。引っ越しサービスを比較的安く利用できるのも魅力的です。

すぐにでも引っ越しの相談をしたいときのために、電話による見積もりも受け付けています。一斉入居を行うとき、ひとまず相場を知りたいときにも便利です。

一斉入居の引っ越しで幹事会社の料金が高いと感じたときは、一度相談してみてはいかがでしょう。

お見積もり・お問い合わせは無料です!