8月は暑くて引越しが大変と聞いたことがあるかもしれません。台風が来たときはどうなるのか、お盆に引っ越すのは縁起が悪いのかなども気になるところですよね。引越しに不向きな印象を抱く方も多いかもしれませんが、実際はどうなのでしょうか。
今回は8月に引っ越すときに確認すべき点や料金相場、メリット・デメリット、安くするコツなどを解説します。8月の引越し料金を節約するコツも紹介しているので、コストを削減したい方もぜひチェックしてみてください。
8月の引越しの料金相場は?
8月の引越しは安いと聞いたことがあるかもしれませんが、料金相場はどれくらいなのでしょうか。
単身での引越し料金の相場と、家族での引越し料金の相場について、8月の上旬・中旬・下旬に分けてご紹介します。
単身での引越し相場
単身での引越し料金の相場は下記の通りです。
~15km未満(同都道府県程度) | ~50km未満(同都道府県程度) | ~200km未満(同一地方程度) | |
---|---|---|---|
8月上旬 | 約27,500円 | 約31,000円 | 約42,500円 |
8月中旬 | 約27,500円 | 約33,000円 | 約41,000円 |
8月下旬 | 約30,000円 | 約32,000円 | 約43,000円 |
単身で8月に引越しをするのであれば、おおよそ2万5,000円~4万5,000円ほどの費用を想定しておくとよいでしょう。遠距離の地方に引っ越す場合は、10万円を超える場合もあるので、余裕を持って資金を準備しておきましょう。
家族での引越し料金相場
家族での引越し料金の相場は下記の通りです。
~15km未満(同都道府県程度) | ~50km未満(同都道府県程度) | ~200km未満(同一地方程度) | |
---|---|---|---|
8月上旬 | 約58,000円 | 約84,000円 | 約156,000円 |
8月中旬 | 約66,000円 | 約92,000円 | 約168,000円 |
8月下旬 | 約82,000円 | 約105,000円 | 約124,000円 |
家族で8月に引越しをするのであれば、おおよそ6万円~17万円ほどの費用を想定しておくとよいでしょう。
なお、カップルなどの引越しであれば、5万円以内で済ませられる場合もあります。1台のトラックで2か所分の荷物を運ぶカップル専用の引越しプランなどもありますので、少しでも引越し費用を抑えたい方は対応している業者を選んでみてください。
8月の引越しで業者に確認しておくべき3つのポイント!
8月は天候や季節の影響を受けやすい時期であり、引越し業者に事前確認すべき点が多いです。まずは、8月に引越しをする際に引越し業者に確認しておくべきポイントを3つ解説します。
① 台風のときの対応
8月は台風が上陸しやすい季節であり、引越し当日に台風が重なってしまう可能性があります。
引越し業者によって台風のときの対応が異なります。たとえば、安全に作業ができないと判断されるような悪天候の場合は再度スケジュールを組み直してもらえたり、予測できる台風であれば事前に延期の相談が可能な業者もあります。
一方で、このような場合でもキャンセル料が発生する業者もあります。
そのため、見積もりの段階では、台風が来たときの対応について事前にしっかりと確認に最悪のケースでの対応もしっかりと相談しておきましょう。
② ゲリラ雷雨
8月には台風だけではなく、ゲリラ雷雨が発生するリスクも高いです。ゲリラ雷雨は、気温の上昇や湿った空気の流入によって大気が不安定になると発生します。
天気がよいからといって油断した結果、突然の大雨により家財が濡れてしまえば大変です。
台風だけでなく、突発的な豪雨に対してどのように梱包して運搬してもらえるのか、引越し業者に確認しておくと安心でしょう。
③ 猛暑のときの対応
8月には猛暑が続く日が増えるため、体調を崩す方も出てくるでしょう。引越し当日の気温があまりにも高くなりそうであれば、日程を調整できると安心ですよね。
したがって、8月に引越しをするときは台風だけでなく猛暑のときの対応についても確認しておくことをおすすめします。
引越し業者によっては、当日の日程変更でも1回まで無料で受け付けてくれる場合もあります。猛暑のときに柔軟に対応してくれる業者を探してみましょう。
さらに8月は夏休みの影響で海水浴場や行楽地付近の場合は渋滞が予想されます。引越業者にお断りされるケースも多いので、早めに業者に相談の上、日程の調整を行いましょう。
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8月の引越し料金を少しでも安くする3つのコツ!
8月は閑散期で引越し料金が比較的安いとお伝えしましたが、ちょっとしたコツを押さえておくとさらにコストを削減することも可能です。
引き続き、8月の引越し料金を少しでも安くするコツを2つご紹介します。
① エアコンのオプションサービスが安い業者を選ぶ
8月に引っ越すときに新しいエアコンを購入せず、自宅の製品を移設する方も多いでしょう。引越し業者によっては、エアコンの取り外しや取り付け、クリーニングなどにオプションで対応してくれることがあります。
少しでもオプションサービスが安い業者を選べば、引越しの総コストを減らせるはずです。2台目以降を割引している引越し業者もあるので、家族で引越しをする場合は検討してみましょう。
② ドライバーのみのプランを検討する
8月は暑さで作業が大変なイメージがあることから、引越し業者に作業をすべて任せる方も多いでしょう。
ただ、引越し業者にまるごと作業を任せると料金が高くなってしまいがちです。暑さに強く体力に自信がある方であれば、できるだけ自分で作業をするプランを選んで、コストを押さえるのもありだといえます。
たとえば、トラックとドライバーだけ手配してもらうプランを選べば、大幅にコストを削減できます。8月に引越し料金を節約したい方はドライバーのみのプランを検討してみてください。
③ 早めに見積もりを相談する
8月にかかわらず引越しのコストを抑える上での重要なポイントとして、早めに見積もりをとることが非常に大切です。
8月は台風の季節でもあり不安定な天候を考え、ギリギリで日程を決めたい気持ちもありますよね。しかし、あまり近々での予約は、料金が高いだけでなく日程が埋まってしまっている可能性も高くなります。
そのため、台風やゲリラ豪雨の対応は、あらかじめ予約時にきちんと対応を相談した上で、早めに計画をたてるのがよいでしょう。
早めに準備をはじめておけば、自分の希望の日程も確保しやすくなりますし、費用も抑えられますよ。
8月に引越しをするメリット・デメリット
8月に引越しをするか迷ったときは、8月に引越しをするメリット・デメリットを考えてみましょう。ここでは、8月に引越しするメリット・デメリットについて解説します。
8月に引越しするメリット
まずは8月に引っ越すメリットをまとめてみます。
① 閑散期で料金が比較的安い
8月は引越しシーズンのピークである3~4月に対して閑散期にあたる時期です。比較的料金が安いことで知られています。
実際に、7月に引越し業者に見積もりを依頼したところ、8月が圧倒的に安くて8月に決める方も見受けられます。8月の引越しを経験して暑くて大変だから安いことがわかったという方も見受けられます。
暑さがあまり気にならない方であれば、8月の引越しを検討してみてはいかがでしょう。
② 閑散期のため希望の物件を探しやすい
8月は引越しが少ない傾向にあるため、3~4月と比較して賃貸物件の契約トラブルも回避しやすいです。
たとえば、気になっていた物件を契約直前にほかの人にとられることも少ないです。
部屋を借りる人も少ないため、貸主から強気の契約条件を出され、望まない物件を選んでしまうリスクも低くなります。賃貸物件の契約で失敗したくない方も8月はおすすめです。
③ ボーナスを引越し料金にあてられる
8月はボーナスを引越し料金にあてられることも見過ごせないメリットだといえます。
会社員は7月下旬までに夏季のボーナスを支給してもらえるのが一般的です。
お金に余裕が出れば、前向きに引越しを検討しやすくなりますし、引越し後の新生活でひもじい思いをしなくて済みます。
引越し料金の工面に難がある方にとっては、8月は特に有力な引越し時期となるはずです。
8月に引越しするデメリット
続いて8月に引越しするデメリットをまとめてみます。
① 暑さで作業に支障が出る
8月は気温が高いので、引越し作業中に大量の汗をかきやすいです。体温調節に必要な生理現象ですが、気にせず作業をすると部屋や荷物が濡れる恐れがあります。
たとえば、床や壁を汚してしまったり、本や雑誌、ノートなどの紙類にシミがついたりするかもしれません。
また、大量の汗をかくと視界が遮られるのも厄介です。汗を何度も拭わなければならず、作業に集中しづらくなります。
必要に応じて汗が垂れるのを防ぐ汗止めバンドのようなアイテムも利用したほうがよいでしょう。
② 虫が部屋に入ってしまいがち
引越し作業中は荷物の搬出入をするため、ドアを開けたままにすることがほとんどでしょう。8月のように温度が高い時期は虫が活発になりやすく、引越し作業中に虫が入ってくる可能性も高くなります。
実際に引越し作業中、蚊にたくさん刺されてしまう方も珍しくありません。
虫よけスプレーを使ったり、蚊取り線香を焚いたりするなどして、対策を検討するのが面倒です。
③ 子どもがいる方だと引越しの準備をしづらい
8月は学校が夏休み期間に突入する時期なので、子どもが一日中家にいることになります。
ご飯を作ったり、プールに連れて行ったり、夏休みの宿題を手伝ったり、親御さんがやるべきことがたくさん増えがちです。
子どもがいるご家庭だと引越しの準備をしづらく、予定日に間に合わせるのが一苦労になることもあります。
8月に引越しするのであれば、使わない用品の仕分けや処分など、7月の早いうちから準備を進めたほうがよいでしょう。
しかし、一方では、夏休みのため学校関連の手続きや、習い事など、手続きの期間が長いので引っ越しの準備がしやすいという反面もあります。
8月に引越しするなら!注意すべき4つのポイント!
8月に引越しする際には、真夏ならではの注意点を押さえておく必要があります。8月に引越しするときの注意点を解説します。
① 食品を運ぶと食中毒のリスクが高まる
8月は食中毒が発生しやすい季節として知られています。食中毒の原因は食べ物に潜む細菌であり、温度や湿度の条件を満たすと増殖します。
引越し中に食べ物を運ぶとき、温度管理に失敗すれば食中毒のリスクが高まります。引越しに不慣れな方は、食べ物を運ばないようにしたほうが無難でしょう。
とはいえ、引越しのときに冷蔵庫の食べ物をすべて廃棄するのはもったいありません。
引越しに向けて計画的に、冷蔵庫の中身がなくなるように消費しておくと経済的です。
② 熱中症のリスクが高まる
特に高齢者は温度に対する感覚が薄れやすく、室内でも熱中症になりやすいといわれています。8月は、引越しの際に移動をするときだけでなく、暑い部屋で荷造りや荷解きを行う場合も、熱中症にならないように注意が必要です。
のどが乾いていなくてもこまめに水分・塩分を補給することが大切です。引越しの前日は睡眠環境をしっかり整えてよく寝ておきましょう。
③ 引越し業者も熱中症になる恐れがある
8月は気温が高いので、引越し業者も熱中症になる恐れがあります。作業員が熱中症になっても応援をすぐに呼んでもらえるとは限りません。人手が増えない限り引越しの作業効率は大きく低下するでしょう。
したがって、8月は自分だけでなく引越し業者の体調に配慮することも重要です。可能な限りエアコンを強めに設定したり、飲み物を差し入れしたりするなどして、効率よく仕事をしてもらえるようサポートしましょう。
④「ぼんやり運転」に気を付ける
ぼんやり運転とは、居眠りや考えごとをしてしまい、前方確認がおろそかになる運転です。8月は気温が上昇してドライバーが眠気や疲労を感じやすいことから、ぼんやり運転のリスクが高まるといわれています。
業者を利用せずに車で引越しをする方であれば、ぼんやり運転によって事故を起こさないように注意が必要です。
運転に少しでも不安がある方であれば、通常のように引越し業者に荷物を運んでもらったほうが、リスクは少ないでしょう。
8月の引越しは縁起が悪い?
8月の引越しはダメと聞いたことがあり、なんとなく引越しをしづらい方もいるでしょう。お盆に引越しをするのは縁起が悪いという考えがあります。
というのも、ご先祖様が帰ってくる時期に引越しをすれば、帰る場所がわからなくなってしまうと解釈できるからです。
このような考え方が伝わる地域に住んでいる場合、高齢者の方から避けるようにいわれてしまうかもしれません。
ただ、仏教の教えで8月の引越しが禁忌とされているわけではないようなので、縁起が気にならない方であればお盆に引越しても問題ないようです。
お盆の時期は引越しをする人も少ないため、引越し業者が値段交渉に応じてくれやすい傾向もあります。引越し料金を節約したい方はお盆の時期も検討してみるとよいでしょう。
まとめ
8月の引越しでは、台風やゲリラ雷雨、猛暑などの影響を受ける恐れがあります。
天候や気温に関することは自分で対応するのには限界があるので、引越し業者に日程調整の対応を含めて、どのように対処してもらえるのか必ず確認しておきましょう。
8月は引越し業者の閑散期にあたるため、比較的料金を抑えやすいです。さらにコストを削減したいのであれば、エアコンのオプションサービスが安い業者を選んだり、ドライバーのみのプランを利用したりするとよいでしょう。
カルガモ引越センターでは、当日の天候不良による日にち変更に対応しているほか、ドライバーのみを手配するコガモ便ワンマンパックというサービスも提供しています。
過剰な広告費を要するテレビCMを行っていない分、比較的安価な料金でサービスを提供できるのも強みです。エアコンオプションサービスについては2台目以降を割引しています。
8月の引越しに不安がある方や、8月の引越し料金を少しでも安くしたい方は、ぜひカルガモ引越センターまでご相談ください。