2月は繁忙期が徐々に始まってきますが、一番忙しい3月ほど混雑しないので、割引などをうまく活用すれば費用が抑えられる可能性があります。しかし、引越しの相場や安くするコツを事前に把握しておかないと、思わぬ出費につながることもあります。
この記事では、2月の引越し費用の見積もり相場を紹介し、少しでも費用を安くするためのポイントについても詳しく解説します。効率よく費用を抑えながら、スムーズな引越し準備を進めるための参考にしてください。
2月の引越しの見積もり料金の相場は？
2月の引越しの見積もりの相場を、単身の場合と家族の場合で分けて紹介します。
※あくまでも相場なので、具体的な価格は各会社にお問い合わせください。
単身の料金
| ～15km未満 （同都道府県程度） | ～50km未満 （同都道府県程度） | ～200km未満 （同一地方程度） | |
|---|---|---|---|
| 2月上旬 | 30,000円 | 35,000円 | 45,000円 |
| 2月中旬 | 32,000円 | 35,000円 | 50,000円 |
| 2月下旬 | 37,000円 | 40,000円 | 58,000円 |
トラックの大きさや移動距離によって価格は変わってきますが、単身の場合おおよそ3万円から5.8万円だと言えるでしょう。一番忙しい3月の繁忙期が近づくにつれて料金が高くなっています。
家族の料金
| ～15km未満 （同都道府県程度） | ～50km未満 （同都道府県程度） | ～200km未満 （同一地方程度） | |
|---|---|---|---|
| 2月上旬 | 74,000円 | 81,000円 | 100,000円 |
| 2月中旬 | 80,000円 | 110,000円 | 130,000円 |
| 2月下旬 | 82,000円 | 110,000円 | 150,000円 |
単身と同様に、トラックの大きさや移動距離によって価格が変わってきますが、だいたい7.4万円から15万円程度かかると想定しておきましょう。
2月は徐々に年度末の転勤や入学の影響が出てきたり、賃貸の契約期間の終了日と重なったりするため下旬は料金が上がる傾向があります。
ただし、相見積もりをすることで割安で引越しできる可能性があるので、数件の業者に見積もりをしてどの業者が合っているか検討することが重要です。
2月の引越しで業者に確認しておくべき3つのポイント
こちらでは2月の引越しで業者に確認しておくべき3つのポイントをご紹介します。
1. 繁忙期の価格
2月は大学が春休みに入り徐々に繁忙期の影響が出てくるので、価格が上昇する傾向があります。特に月末になるにつれて価格が上がる傾向があるので、上旬・中旬・下旬の価格を引越し業者に聞いて引越し価格を比べられるようにしておきましょう。
2. 引越しの作業時間
1月と比べると日照時間がやや伸びてきていますが、2月も17時を過ぎると暗くなってくるので、午後の引越しの場合は暗い中で荷ほどきをする必要が出てきます。
明るいうちに引越しを済ませたい場合は、早めに引越し業者を予約して午前中の作業を指定しましょう。
3. キャンセル時の対応
2月は徐々に繁忙期が近づいてきており、引越し業者同士の顧客獲得競争が激化してきているため、通常時と異なるキャンセル対応になる場合があります。
引越し日時が確実ではない場合は、見積もり時に事前にキャンセル対応ついて質問しておくと安心です。
2月の引越しで気を付けたい3つのポイント
1. ストーブなどの灯油は使い切っておく
灯油が残っていると引越し業者からストーブの運搬をお断りされることがほとんどのため、引越し前に使い切る必要があります。引越しまでの残りの日はエアコン利用にしたり電気ストーブを使ったりなどして灯油を使い切るようにしましょう。
万が一使いきれなかった場合は、ガソリンスタンドに持ち込むなどして自分で処分することが必要です。
2. 厚手の衣類を整理をする
かさばる冬服は引越しの準備をする際に段ボールのスペースを圧迫してしまいます。圧縮袋してで小さくするなどして、段ボールに入れるスペースを圧迫しないように整理しておきましょう。
3. 天候の変化に気を付ける
2月は前半と後半で気温の変化が激しいので、引越し当日に体調を崩さないよう体調管理に気を付ける必要があります。また、2月はまだ朝晩冷え込むため、特に午前中の引越しの場合には道路の凍結に注意が必要です。
冬の終わりに発生する低気圧の影響で、大雪が降るのも2月が多いです。また、2月は繁忙期に入っており道路・交通状況によっては引越しができない場合もあるので、翌日に振り替えられない場合があります。
退去日ギリギリではなく1〜2週間ほど余裕を持って引越しすることをおすすめします。
2月の引越し料金を少しでも安くする6つのポイント
1. 2月上旬～中旬に引越しする
2月の場合は上旬が一番良い引越しのタイミングです。一番忙しい3月が近づくにつれて料金が上がっていく傾向にあるので、予定が合わせられる場合は2月上旬に引越すと価格を抑えることができます。
2. 地域密着型の引越し業者を選ぶ
地域密着型の引越し業者を利用することで、コストを抑えることができる場合があります。全国展開の業者に比べ、地域に特化した引越し業者はそれぞれの案件に合わせて柔軟に対応し、繁忙期でも比較的安価に依頼できることが多いです。
また、地域限定のキャンペーンや割引が適用されることもあり、よりお得に引越しをするチャンスもあります。カルガモ引越センターは地域密着型、特に東京都・埼玉県・神奈川県を中心に展開しているので、関東圏でお引越しをお考えの際は是非お気軽にご連絡ください！
3. 作業の開始時間を指定しない
引越し作業の開始時間を業者に任せることで、費用を抑えられる可能性があります。午前中の引越しが人気で混雑しやすいため、業者の予定に合わせて引越しをすることで割引が適用されやすいです。
「おまかせパック」などを利用することで、時間指定がない分だけ割安な料金プランが提供されることもあります。希望の引越し時間がなければ、時間指定を避けて引越し価格を下げましょう。
4. 割引サービスを確認する
引越し業者は、時期や条件に合わせてさまざまな割引サービスを提供していることがあります。例えば、早期予約割引や平日限定割引、友人紹介割引などがあり、これらを活用することでコストを抑えることが可能です。
契約前に適用できる割引がないか、忘れずに確認しておきましょう。
5. 引越し作業でできる範囲は自分で行う
引越し業者に依頼する作業を減らし、自分でできることを行うことで、費用を節約できます。例えば、小物の梱包や荷解き、不要品の分別など、少しの手間で料金が抑えられることがあります。
作業の範囲を相談し、可能な部分は自分で行うことで、引越し費用の削減につながるでしょう。
6. 家具家電を処分して荷物を減らす
引越しの荷物を減らすために、不要な家具や家電を処分することも節約のポイントです。引越し料金は契約するトラックのサイズや荷物の量に合わせて増えていくため、使わなくなった物を事前に整理・処分することで、全体の料金が抑えられます。
2月に引越しするメリット・デメリット
メリット 5選
1. 物件数が多い
2月は引越しシーズンが始まってきているので、年度末に向けた退去予定や、この時期に合わせて建てた新築物件の情報が多い時期です。選択肢が多いことで間取りや物件の周辺状況を吟味しやすく、理想的な住居を見つけやすいというメリットがあります。
2. 家電や家具を安く買い替えできる
1月から3月、7月から9月にかけて新型の家電が販売されることが多いため、新モデルが発売される1カ月ほど前から、旧モデルが安くなることが多いです。そのため、2月からでも新生活向けのセット割引や在庫処分セールが実施されることがあり、引越しと合わせて家電や家具を新調することができます。
3. 食品の保存方法や虫を気にしなくていい
2月は午前中と夕方以降はまだ気温が低いため、引越しの際に食品が傷みにくいです。また、3月以降の暖かい季節に比べて虫の発生も少なく、引越し作業中に窓やドアを開け続けても虫の進入を最小限に抑えることができます。
4. 訓練された作業員に対応してもらえる可能性が高い
2月は3月の繁忙期と比べて引越し依頼が少ないため、経験豊富な作業員が担当することが多くなります。訓練を積んだプロが担当することで、作業がスムーズに進み、家具の取り扱いや梱包も安心です。繁忙期にありがちな人手不足も少なく、きめ細かな対応が期待できるでしょう。
5. 新生活の準備に余裕ができる
2月に引越しを済ませることで、新生活の準備に十分な余裕が生まれます。特に3月や4月は、仕事や学校などで新しい環境に慣れる必要があるため、早めに引越しを終えると生活リズムの調整や必要な手続きも余裕を持って行えます。ゆったりとした気持ちで、新生活のスタートを切ることができるでしょう。
デメリット 4選
1. 日照時間が短いため作業時間が限られる
2月はまだ日照時間が短く、引越しの作業時間が限られる点がデメリットです。明るいときに引越し作業を行いたい場合は、午前中指定や引越し日の次の日を休みにしておくなど、余裕を持ったスケジュール設定が求められます。
日照時間が短いため、テキパキと作業をする引越し会社がおすすめです。引越しの場合、丁寧＝無事故とは限りません。
より丁寧な梱包をする引越し会社のクレーム例
- 建物養生や大物荷物養生によって、テープ跡が残ったり、梱包材のこすり傷が残ったりする場合
- 必要以上の養生をするため、単身1名の荷物でも2〜3時間以上の大物梱包時間がかかる場合
- 養生をすることによって滑りやすくなったり、養生資材がズレ落ちたりして破損したりする場合
引越しの忙しい時期には、30分でも時間を短縮する方が、引越し後にスムーズに日常生活を取り戻しやすくなります。特に1月や2月などの日照時間が短い時期には、丁寧すぎる梱包は、時間に余裕がある方以外はおすすめしにくいです。
2トン車程度の荷物の場合、一般的な積み込み作業時間は60分〜90分程度です。
作業時間が早い引越会社の場合は30〜60分程度です。
「時は金なり」ということわざのように、料金だけではなく時間で選ぶ人が令和時代は増えています。
2. 繁忙期料金になる
2月は3月に向けて引越し需要が高くなるので、多くの業者で繁忙期料金が適用されるケースが多くなります。特に土日や祝日、月末（2月23日から28日）で料金が上乗せされることが多く、少しでも安くしたい場合は、早めの予約や平日に引越し日を設定するようにしましょう。
3. 希望日に引越しできないかもしれない
2月や3月は引越しが集中するため、希望する日に見積もりの予約や引越し日時の確定ができない可能性があります。引越ししたい日時が決まったら、できるだけ早め（1カ月〜2カ月前）に計画を立てることが大切です。
4. 転勤の影響が出てくる
2月に引越しをしても、突然辞令が出て年度末中に別の地域に新しく引越しをしないといけない可能性があります。2月中に引越しをしたい場合は、転勤の可能性があるかどうか事前に会社に確認してから準備を進めましょう。
2月の引越しででよくある質問
まとめ
2月の引越しは、一番忙しい3月と比べると余裕をもって引越しの準備を進められる時期です。見積もり相場を参考にしながら、複数の業者を比較してより安いプランを探すことで、さらにお得に引越しをすることができます。
少しの工夫で引越し費用は大きく変わりますので、ぜひこの記事でご紹介したポイントを活用して新生活を迎えられるようにしましょう。
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