「初めて一人暮らしをするけど、どれくらいの貯金が必要なの?」
「家電・家具の購入費はけっこうかかる?」
「一人暮らし向けの物件はどうやって探せばいい?」
一人暮らしが初めてだと、初期費用や毎月の生活費、賃貸物件を契約する流れなどがわからず、不安が尽きませんよね…。
物件を選ぶときの家賃の目安や内見の方法なども気になるところです。
今回は、初めての一人暮らしにかかる費用や住まいを決めて契約するときの流れ、引っ越し前後でやることなどを解説していきます。
最初の一人暮らしを成功させるポイントもご説明しているので、ぜひチェックしてみてくださいね!
初めての一人暮らしにかかる費用を知る
一人暮らしが初めてだと、引っ越しにどれくらいの費用がかかるのかをイメージしづらいですよね。
この章ではまず一人暮らしに関する初期費用や、引っ越し後に毎月発生する生活費などについてご説明していきます!
初期費用
初めての一人暮らしで最初にかかる費用は、物件の契約費用、引っ越し費用、家具・家電の購入費用などです。それぞれの詳細を解説していきます。
物件の契約費用
引っ越しにおいて物件の契約にかかる初期費用は下記の通りです。
【敷金】
敷金は、賃貸借契約を結ぶにあたって、家主が入居者の債務を担保する目的で事前の支払いを求める金額です。
金額は、家賃の1か月~2か月分で設定されることが多くなっておりますが、中には敷金を無料としている物件も珍しくありません。
賃貸借契約が終了するときに家主は、家賃の滞納や不注意による傷の修復といったトラブルが発生しない限り、敷金を退去者に返還します。
【礼金】
礼金は、賃貸借契約を結ぶにあたって物件を貸してもらうことに対するお礼として家主に支払う金額です。
金額は、敷金と同様に家賃の1か月~2か月分で設定されることが多くなっており、礼金を無料としている物件もあります。
なお、敷金と違って通常は返還されるべき金額ではないことを理解しておきましょう。
【前家賃】
前家賃は、賃貸契約の締結にあたって支払う翌月分の家賃です。
基本的に契約月の家賃を日割りで計算して、翌月分の家賃を加えて支払うことが多くなっています。
【仲介手数料】
仲介手数料は、賃貸物件を探してくれる不動産会社に支払う手数料です。条件にあった物件の提案や、内見をともなう説明、大家さんとの値引交渉など、契約を完了するまでのサポートに対する料金になっています。
賃貸物件の仲介手数料は、家賃の0.5~1か月分に設定されることが多くなっています。
【管理費・共益費】
管理費・共益費は、マンションなどの共有部分を管理・維持するために使われる費用です。家賃と同様に毎月支払う必要があります。相場の例を挙げると、7万円の物件で管理費・共益費が3,000円に設定されている事例がありました。
【保証料】
保証料は、取引実務上において敷金との使い分けが必ずしも明確ではありません。名目が異なっても、敷金として同様の性質を持つ金額として理解しておきましょう。
【鍵交換・室内清掃費用】
初期費用として、鍵交換費用が20,000円ほど発生する場合もあります。また、室内清掃費が30,000円ほど発生するケースもあります。決して少額ではないため、見落とさないように注意してください。
引っ越し費用
引っ越し費用の運賃は荷物量によって決まります。
たとえば、日本通運で提供している単身の引っ越しサービスは、「Sサイズプラン」が19,800円(税込)~、「Lサイズプラン」が22,000円~となっています。
荷物量の目安は、Sサイズがダンボール(540×340×320mm)16箱分、Lサイズがダンボール(540×340×320mm)30箱分となっています。単身で引っ越しをするときの目安にしてみましょう。
なおカルガモ引っ越しセンターでは単身の格安軽トラ便が15,800円〜。業界最安レベルでのお引っ越しが可能となります。お荷物の量に応じた臨機応変な対応にも定評がございますので、いちどぜひ無料お見積もりをしてみてください!
家具・家電の購入費
実家暮らしだった方が初めての一人暮らしをする場合、新しい家具・家電を購入しなければなりません。
その購入費用はどれくらいかかるのか、気になりますよね。
「引っ越し侍」がおこなった「転居にともない購入した家具・家電に関するアンケート調査」(2021年6月~7月実施)によると、家具・家電ごとの平均購入金額は下記の通りです。
種類 | 購入費 |
---|---|
エアコン | 215,701円 |
テレビ | 174,460円 |
ダイニングセット | 170,752円 |
洗濯機 | 129,703円 |
冷蔵庫 | 123,163円 |
家具・家電の中でも特にエアコンの購入費が高くなってしまうようです。
また、SNSでもリサーチしたところ、家具・家電の購入費の例は下記の通りでした。
- 家電だけで10万
- 家電と家具をあわせて10万
- 家電と家具をあわせて5〜10万
引っ越しにかかった費用よりも、家具・家電の購入費用のほうが高かったと嘆く声もありました。引っ越し費用が安かった場合でも安心できないことがわかります。
中には、親から家電購入費を支払ってもらっている方もいました。少しでも出費を減らしたい方は家族に協力してもらえないか相談してみるとよいでしょう。
毎月発生する生活費
ここまで、初めての一人暮らしで最初にかかる費用をお伝えしました。ただ初期費用を問題なく支払えても、転居後の生活費が不足すると新生活でつまずいてしまいます。毎月かかる費用も把握して、無理なく生活できることを確認しておきましょう。
毎月発生する生活費としては、家賃・食費・飲料費・水道光熱費・通信費・雑費などが挙げられます。それぞれの詳細を解説していきます。
家賃
一人暮らしの参考として、大手賃貸情報サイトの情報をもとに、東京23区におけるワンルーム・1K・1DK(マンション・アパート・一戸建て)の家賃相場をまとめてみます。
地域 | 家賃相場 |
---|---|
港区 | 12.31万円 |
千代田区 | 11.70万円 |
渋谷区 | 11.31万円 |
中央区 | 10.76万円 |
新宿区 | 10.27万円 |
目黒区 | 10.19万円 |
台東区 | 10.12万円 |
文京区 | 9.68万円 |
江東区 | 9.57万円 |
墨田区 | 9.30万円 |
品川区 | 9.21万円 |
豊島区 | 8.94万円 |
世田谷区 | 8.70万円 |
大田区 | 8.25万円 |
中野区 | 8.21万円 |
北区 | 7.93万円 |
杉並区 | 7.91万円 |
荒川区 | 7.86万円 |
板橋区 | 7.47万円 |
練馬区 | 7.18万円 |
足立区 | 6.97万円 |
江戸川区 | 6.93万円 |
葛飾区 | 6.83万円 |
同じ東京でも区によって家賃の相場に差があるとわかります。希望するエリアの家賃が高く感じる場合は、ほかの地域への引っ越しも柔軟に検討してみましょう!
食費・飲料費
政府統計の総合窓口(e-Stat)の「家計調査 家計収支編 単身世帯」によると、単身世帯の食料費・飲料費・外食費は下記の通りです。
年度 | 食料費 | 飲料費 | 外食費 |
---|---|---|---|
2019年 | 40,331円 | 3,088円 | 11,060円 |
2020年 | 38,257円 | 3,150円 | 7,515円 |
2021年 | 38,410円 | 3,055円 | 7,324円 |
平均 | 39,000円 | 3,097円 | 8,633円 |
近年の平均額は、食料費と飲食費の合計額が42,000円ほどであり、外食費が8,600円ほどです。
主要な食料に関する食費は下記の通りです。
年度 | 米 | パン | 肉類 | 魚介類 | 生鮮野菜 |
---|---|---|---|---|---|
2019年 | 621円 | 1,209円 | 2,026円 | 2,129円 | 2,281円 |
2020年 | 646円 | 1,185円 | 2,197円 | 2,278円 | 2,529円 |
2021年 | 643円 | 1,182円 | 2,231円 | 2,220円 | 2,449円 |
平均 | 637円 | 1,192円 | 2,151円 | 2,209円 | 2,420円 |
近年の平均額は、米が640円ほど、パンが1,200円ほど、肉類・魚介類・生鮮野菜が2,300円前後となっています。米よりもパンのほうが高くなってしまうようです。食費を節約したい方は、主食を米にすることも検討してみましょう。
水道光熱費
政府統計の総合窓口(e-Stat)の「家計調査 家計収支編 単身世帯」によると、単身世帯の水道光熱費は下記の通りです。
年度 | 電気代 | ガス代 | 上下水道料 | 水道光熱費 |
---|---|---|---|---|
2019年 | 5,700円 | 3,012円 | 2,120円 | 11,652円 |
2021年 | 5,791円 | 3,021円 | 2,172円 | 11,686円 |
2022年 | 5,482円 | 3,001円 | 2,248円 | 11,383円 |
平均 | 5,658円 | 3,011円 | 2,180円 | 11,574円 |
近年の平均額は、電気代が5,700円、ガス代が3,000円、上下水道料が2,200円、水道光熱費が11,600円ほどになっています。
ガスよりも電気のほうが高くなってしまうようです。新生活で水道光熱費を下げたい方は、特に節電を意識しましょう。
たとえば、エアコンは設定温度と室内の温度に差があるほど、電気代が高くなります。体調不良にならないように気をつけながら、冷房は28℃、暖房は20℃を目安に設定するとよいでしょう。
通信費
政府統計の総合窓口(e-Stat)の「家計調査 家計収支編 単身世帯」によると、単身世帯の通信費は下記の通りです。
年度 | 通信費 |
---|---|
2019年 | 6,793円 |
2021年 | 7,286円 |
2022年 | 7,153円 |
平均 | 7,077円 |
近年の平均額は、7,100円ほどです。
最近ではpovoのように、基本料金が無料で利用した分だけ料金を支払う、プラン構成組み立てタイプの通信サービスもあります。
通信量を節約したい方は、無駄な通信費を支払わずに済むサービスを検討してみましょう。
雑費
政府統計の総合窓口(e-Stat)の「家計調査 家計収支編 単身世帯」によると、単身世帯の諸雑費は下記の通りです。
年度 | 諸雑費 |
---|---|
2019年 | 14,730円 |
2021年 | 13,843円 |
2022年 | 14,236円 |
平均 | 14,270円 |
近年の平均額は、14,300円ほどです。
雑費の内訳については、人によって解釈が異なるかもしれませんが、一般的には美容室の利用料金やトイレットペーパー、洗剤、シャンプーなどの購入費用などが該当するようです。
節約したい場合は、1,000円カットを利用したり、ボトルのプッシュ回数を意識的に減らしたりするなどして工夫しましょう。
初めての一人暮らしに向けて準備すべき費用
ここまでの情報をもとに、仮に60,000円の家賃の物件に住む場合を仮定して、初めての一人暮らしに向けて準備すべき費用をまとめてみます。
費用項目 | 金額 |
---|---|
敷金(1か月分) | 60,000円 |
礼金(1か月分) | 60,000円 |
仲介手数料(0.5か月分) | 30,000円 |
前家賃(1か月分) | 60,000円 |
管理費・共益費(1か月分) | 3,000円 |
鍵交換費用 | 20,000円 |
清掃費 | 30,000円 |
単身向け引っ越しサービスの利用料金 | 19,800円 |
家電・家具購入費 | 100,000円 |
食費(1か月分) | 42,000円 |
水道光熱費(1か月分) | 11,600円 |
通信費(1か月分) | 7,100円 |
雑費(1か月分) | 14,300円 |
総額 | 457,800円 |
初めての一人暮らしで準備すべき引っ越し費用は、おおよそ460,000円という計算結果になりました。
あくまで相場をもとにした計算なので、実際の料金を知りたいときは、契約する物件の条件をあてはめて再計算してみてください。
初めての一人暮らしで住む部屋を決める
ここまで初めての一人暮らしにかかる費用をお伝えしました。おおよその費用を知ったことで、引っ越しのイメージが湧いてきたのではないでしょうか。
引き続きさらにイメージが湧かせられるよう、住む部屋を決めるときの流れについても紹介していきます!
生活費の予算に応じて探す家賃の上限を決めておく
住む部屋を決めるときにまず気になるのが、家賃ではないでしょうか。生活費が高い方であれば、家賃が高い物件を選んでしまうと、引っ越し後の暮らしに露骨に支障をきたしていまいます。
一人暮らしをしてからお金に困らないようにするために、家賃の上限を決めておきましょう。
一般的に家賃を決めるときの目安は、給料の手取り金額の3分の1といわれています。手取り収入とは、総支給額から社会保険料や住民税、所得税の源泉徴収額などを差し引いた金額です。
仮に手取り金額が15万円であれば、家賃は5万円が目安となります。ただ、必ずしも3分の1という目安に近づける必要はありません。
食費や娯楽費、交際費などがあまりかからない方もいるからです。生活費が少ない方であれば、目安から少し上限の金額を高めて快適な物件を探すとよいでしょう。
魅力や治安などを考慮してエリアを選ぶ
予算の上限が決まったら引っ越し先を選びましょう。エリアを選ぶときに着目してほしいのが、引っ越し先の魅力です。
たとえば、空港へのアクセス性に優れたエリアであれば、海外旅行に出かけやすくなります。
また、都心に乗り換えなしでアクセスできる駅があるなら、一人暮らしにおける通勤・通学の負担を減らしやすいほか、買物・娯楽などにも困りません。
そのほか、独自のイベントが開催されるエリアであれば、一人暮らしの楽しみも増えるでしょう。
ただ、魅力にあふれたエリアだとしても、治安が悪ければ安心して過ごせません。
警察庁のデータから犯罪件数を確認してほかのエリアと比較したり、自治体が行っている防犯対策を確認したりして、安心して暮らせる地域を見つけましょう。
賃貸情報サイトや不動産会社で物件を探す
引っ越したいエリアが決まったら、賃貸情報サイトや不動産会社などで部屋を探しましょう。
賃貸情報サイトによる探し方
賃貸情報サイトでは、基本的にエリアごとに物件を表示できる仕組みになっています。
たとえば、大手賃貸情報サイト「SUUMO」では、トップページで「エリアから探す」というコーナーがあり、北海道から九州まで各エリアを選択可能です。
仮に関東を選んだとすると、群馬県や埼玉県、東京都など、さらに細かいエリアで物件を絞り込めます。続いて東京都を選べば、千代田区や中央区など、各区に物件を絞り込める流れです。
最終的に自分が希望するエリアの物件が、該当件数とともに表示されます。さらに絞り込み条件を活用して、「ワンルーム」や「1K」などにチェックを入れて検索すれば、一人暮らしに適した物件に絞り込めるので、試してみてください!
不動産会社による探し方
不動産会社で物件を探すときは、引っ越し予定日や希望条件、予算の情報をまとめて、来店予約をします。
予約せずに来店することも可能ですが、繁忙期にはスタッフが対応しきれず、案内を断られてしまうケースもあるので注意してください。
来店したら、事前にまとめた情報をもとに、アンケートを記入します。アンケートにもとづきスタッフがヒアリングをして、希望に合った物件を紹介する流れです。
希望の物件が見つからない場合は、再び物件を案内してもらう機会に備えて、お礼の言葉を伝えて退店しましょう。
物件に足を運んで内見をする
気になる物件が見つかったら内見を希望します。
賃貸情報サイトの場合、物件の情報とともに「見学予約」などのボタンが配置されています。クリックすると、見学希望日や見学希望時間などの入力ページに遷移し、内見を申し込めます。申し込むと、不動産会社から折り返し連絡があるので、見学日時を決定しましょう。
なお、不動産会社の店舗で物件を紹介してもらった場合、希望に応じてそのまま予約なしで内見を案内してくれるケースがあります。
内見をたくさんすれば、より自分に適した物件が見つかりやすくなります。見ておく物件数の相場としては、学生や社会人ともに平均4件ほどといわれているので、目安としてみてください。
物件が気に入ったら契約手続きを進める
物件が気に入ったら契約手続きを進めます。
賃貸契約書は文字が多くて、聞き慣れない不動産用語もあり、サラッと読み飛ばしてしまう方もいるかもしれません。
しかし、重要な項目を見落としてしまうと、契約後にトラブルが生じかねないので、入念に確認しましょう。
特にチェックが必要なのが、敷金の返還に関する特約です。原則として、普通に暮らせば原状回復費は物件の持ち主が支払います。しかし退去時のハウスクリーニング代を敷金から補填するなど、特約が定められる場合が少なくありません。
戻ってくるお金が予想よりも減ってしまえば、退去時にストレスを感じてしまいます。押印をする前に、賃貸契約書の特約について気になることがあれば、仲介会社の営業担当者に確認しましょう。
物件の条件を決めるコツ
ここまで住む部屋を決めて契約をするまでの流れをお伝えしました。ただ、いざ初めて一人暮らし向けの物件を探し始めてみると、新生活に向けてアレコレ条件が浮かんできてしまい、該当する住まいが見つからなくなってしまうことも…。
部屋の条件を決めるコツは、「譲れない条件」と「できれば満たしたい条件」を明確にしておくことです。
たとえば、譲れない条件として「ペットと暮らせる」、できれば満たしたい条件として「スーパーから近い」「収納スペースが広い」などを設定しておきます。
もしすべての条件を満たす物件が見つからない場合、できれば満たしてほしい条件を一つずつ減らしていくことで、選べる物件の選択肢を広げられます。
「ペットと暮らせる」という条件を外さない限りは、愛犬や愛猫と今まで通り暮らせる将来は確約されるというわけです。
いつまでも新居が決まらないという事態を防げるように、「譲れない条件」と「できれば満たしたい条件」に分けて考えましょう。
初めての一人暮らしに必要なものを用意する
初めて一人暮らしをする場合、引っ越しに慣れていないため、新居に移ってから必要なものが不足して困ることもあり得ます。
ここでは、引っ越し後に困らないよう、初めての一人暮らしに必要な家具・家電、最低限のグッズなどをまとめていきます。
家具
一人暮らしをするときに必要な家具は下記の通りです。
- ベッドあるいは布団
- 枕
- カーテン
- 収納棚
- 机
- 椅子
一人暮らしの場合は部屋のスペースが狭くなってしまうことが多く、考えなしに家具を導入すると、スペースを圧迫して居心地の悪い空間になってしまいます。
したがって、スペースを有効活用できる家具も検討してみましょう。
たとえばベッドについては、下の空間が空いているハイタイプがあります。ハイタイプでは、下の空間に本棚を机など、そのほかの家具を格納可能です。寝床を上に作ることで、床のスペースを圧迫しない分、スペースを有効活用しやすいです。
また、スペースが狭くて収納棚が置けないという場合は、ウォールシェルフもおすすめできます。ウォールシェルフは、壁に棚を設置して物を置けるようにするアイテムです。
フックなどが搭載されている製品であれば、物を吊り下げることもできます。キッチン用品を置くときなどに重宝します。
家電
一人暮らしに必要な家電は下記の通りです。
- 冷蔵庫
- 炊飯器
- 電子レンジ
- 電気ケトル
- エアコン
- 照明
- テレビ
- 洗濯機
- アイロン
- パソコン
- ドライヤー
- 電気シェーバー
家電についても、家具と同様にスペースを圧迫してしまわないように、工夫して選ぶ必要があります。
たとえば一人暮らしの場合、キッチンスペースが狭くなってしまうケースが珍しくありません。
キッチンスペースを有効活用できる家電として着目したいのが冷蔵庫です。耐熱トップテーブルになっている製品であれば、冷蔵庫の上に電子レンジを配置できます。
キッチンスペースに少しでも不安がある方は、耐熱トップテーブルに対応した冷蔵庫を探してみてください。
また、一人暮らしの生活スペースを広げるために、あえてテレビを購入しない方法もあります。快適な一人暮らしを始めるために、使わなくて済む家電がないかどうかも、よく検討しましょう。
最低限必要な生活グッズ
家具・家電以外にも必要な生活グッズはさまざまあります。一人暮らしで最低限必要な生活グッズは下記の通りです。
日用品
- ティッシュペーパー
- マスク
- ゴミ袋
- ゴミ箱
- 延長コード
- 姿見
- ハンドソープ
- 時計
キッチン用品
- 食器
- コップ
- フライパン
- 鍋
- 包丁
- まな板
- しゃもじ
- お玉
- ラップ
- タッパー
- スポンジ
バス用品
- バスタオル
- バスマット
- ボディウォッシュタオル
- シャンプー
- リンス
- ボディーソープ
- 石鹸
洗顔用品
- フェイスタオル
- 洗顔料
- 歯ブラシ
- 歯磨き粉
- 髭剃り
トイレ用品
- トイレットペーパー
- スリッパ
- 清掃ブラシ
- 便座カバー
- 消臭剤
洗濯用品
- 洗剤
- 柔軟剤
- ハンガー
- 洗濯ばさみ
【掃除用品】
- ぞうきん
- ハンドモップ
- ほうき
- ちりとり
- 軍手
工具
- プラスドライバー
- マイナスドライバー
- 六角レンチ
そのほか
- 殺虫剤
- 革靴クリーム
- 傘立て
- 常備薬
- 防犯グッズ
初めての一人暮らしに向けて引っ越しをする
一人暮らしに向けて初めて引っ越しをするとき、段取りがわかっていないとスムーズに転居できません。
ここでは一人暮らしに向けて初めて引っ越しするときの流れについて、転居の前日までと当日に分けてやることをリストにさせていただきます。
物件が決定してから引っ越しの前日まで
引っ越し先の物件が決定したらやること | ・旧居の退去日を決める ・引っ越し日を決める ・不動産会社と新居の鍵の受け渡しのタイミングについて相談しておく(引っ越し前日に受け取れる場合あり) ・引っ越し業者やレンタカーを手配する |
引っ越しの1か月~1週間前までにやること | ・新居で必要なアイテムを準備する ・梱包資材を準備する・使用頻度の低いものから荷造りする ・不用品や粗大ごみを処分する ・勤務先に住所変更の届出をする ・電気やガス、水道などの停止、開始手続きをする ・NHKや保険会社など住所変更が必要なサービスの手続きをする ・郵便物の転送手配をする |
引っ越しの前日までにやること | ・使用頻度が高いものについて荷造りをする ・食品を整理する ・冷蔵庫と洗濯機の水やコンセントを抜いておく ・パソコンのデータをバックアップしておく ・映像機器やオーディオ機器などの配線をまとめる ・新居の掃除や下見をする ・旧居の掃除やごみの最終処分をする ・転居後の挨拶用に品物を用意する ・役所で転出届の手続きをする(引っ越し後でも可能) ・引っ越し当日の段取りを確認する |
引っ越しの当日
引っ越し当日に旧居でやること | ・残った荷物(食器や寝具など)を梱包して搬出する ・電気のブレーカーを落とす ・ガスの閉栓に立ち会う ・旧居で最後の掃除をする ・引っ越し料金を精算する(業者によってタイミングは異なる) ・大家さんや不動産業者に旧居を明け渡しして鍵も返却する(引っ越し先が遠くない場合、当日ではなく後日の対応でも可) |
引っ越し当日に新居でやること | ・荷物を搬入する ・電気や水道が利用できるか確認する ・ガスの回栓に立ち会う ・荷物を荷ほどきする ・新居の近隣住人にあいさつする |
引っ越し当日からなるべく早くやること | ・梱包材を処分する ・旧居の敷金を精算する ・引っ越し先の役所で転入届や転居届の手続きをする(期限は2週間以内) ・自動車やバイクに関する登録内容を変更する ・飼い犬がいる場合は登録変更手続きをする ・本籍を変更する場合はパスポートの手続きをする ・通販サイトの登録内容を変更する ・病院や交番、避難所などを確認する |
引っ越し準備は想像以上に大変です。オススメなのは「やることリスト」を作成して計画的に進めること。軽い気持ちで後回しにしてしまえば、予想外のトラブルを招いてしまいます。
こちらの記事で引っ越し前のやることリストについて徹底解説しております。合わせてぜひご参考にしてみてください!
初めての一人暮らしを成功させるポイント
ここまで、初めて一人暮らしをする方に向けて引っ越しの流れをご説明しました。必要な費用や物件の探し方、転居の段取りなどがわかり、引っ越しまでの準備を明確にしていただけたのではないでしょうか。
ただ、引っ越しに成功したからといって、一人暮らしがうまくいくとは限りません。新生活を想定して適切な対策も行っておきましょう。
ここからは、初めての一人暮らしを成功させるポイントを解説していきます!
家事を練習しておく
初めて一人暮らしをする場合、今まで家族が担当していた料理、洗濯などの家事を自分一人でこなすことになります。家事に慣れていないと、毎食コンビニ弁当となり出費がかさんだり、洗濯に失敗してしまったりすることも…。
健康的かつ衛生的な生活を送るためにも、引っ越しをする前から可能な限り家事を練習しておきましょう。
料理
お米の炊き方をはじめ、野菜やお肉などの切り方など効率よく自炊ができる方法を練習しておきましょう。また、一人暮らしで節約したい方は、もやしのような安い食材のレシピを習得しておくのがおすすめです。
自炊を続けるコツは、とにかく美味しいものを作ることです!
塩や醤油、みりんといった調味料も、何度か使っているうちにさじ加減に慣れてきます。自分で美味しい食事を作れるよう、好みの味付けを見つけておきましょう。
最近では多くのYoutuberが簡単で美味しい料理の作り方を発信しています。動画を見ながら一人暮らし向けのレシピにチャレンジしてみてください。
洗濯
洗濯機を使いこなせるようにすることが大前提です。洗濯機で洗濯をする一連の流れを身に着けておきましょう!
具体的なステップは下記の通りです。
洗濯でよく失敗しがちなポイントを抑えておくことも重要です。よくある失敗例は下記の内容が挙げられます。
- ポケットの中を確認せずに洗った
- 色移りする衣類をほかの衣類と一緒に洗濯した
- 一度に洗いきれない量を洗濯した
- 普段着と一緒のコースで洗ったら洋服に毛玉ができた
- 洗剤や柔軟剤の量を間違えて服が白くなったり匂いがきつくなったりした
- 洗濯後に取り出すのを忘れてしまった
練習中に失敗してしまった経験を活かして、徐々に洗濯の精度を高めておきましょう。
可能な限り貯金を増やしておく
一人暮らしが初めてだと、毎月発生する支出のイメージが湧きづらく、いざ生活してみてからお金が不足するケースも少なくありません。中には、職を失って家賃が払えなくなってしまう方も…。
したがって、引っ越しをする前に可能な限り貯金を増やしておいたほうが無難です。
ただ、すでに会社で働いている方であれば、毎月の収入が固定されているため、いきなり貯金を増やすのは難しいですよね…。
その場合は、副業をしてお金を貯める方法も検討してみましょう。最近では自分の経験・スキルを活かしてクライアントから仕事を受注できるマッチングサービスもあります。平日の夜や休日にコツコツ副業していけば、貯金も貯まりやすくなるはずです。
そのほか、生活費の節約も大切です。携帯電話のプランを変更したり、外食や娯楽サービスの利用を控えたりするなどして節約できます。
将来的に一人暮らしを検討している方は、できることからなるべく早く実行してみてくださいね!
新居で防虫・防カビ対策を実施する
内見したときにキレイで清潔に見えた物件であっても、引っ越したあとにゴキブリが出ることも…。
以前住んでいた方が退去してから無人の状態が続いた物件はゴキブリが繁殖しやすくなっています。
新生活で嫌な思いをしないように、なるべく早い段階でゴキブリ対策をしておきましょう。
代表的な対策が「毒餌剤(どくじざい)」の設置です。毒餌を食べさせて成分を運んでもらうことで、連鎖的な殺虫効果が期待できます。そのほか、ダンボールはゴキブリにとって快適な環境になりやすいので、引っ越し後はなるべく早く処分しましょう。
また、虫だけでなくカビの発生にも注意が必要です。
結露を放置したことで拡大したカビは、通常の使用による損耗を超えると判断されることが多く、退去者に修繕の負担が生じるケースもあります。
洗面所や浴室などは湿度が高く、ほかの場所よりもカビが発生しやすいので、天井や排水口、ゴムパッキンなどをこまめに掃除しましょう。
気軽にできるカビ対策としておすすめなのが換気です。カビは湿度が60%未満になるとほとんど活動できません。晴れている日は積極的に窓を開けることも検討しましょう。
まとめ
今回は、初めての一人暮らしにかかる費用や、物件を契約する段取り、引っ越しの流れについてまとめました。
初めての一人暮らしでは、敷金や礼金などの契約にかかる費用、引っ越し業者の利用料金、家電・家具の購入費用などが必要です。また、引っ越し後の生活に困らないよう、家賃はもちろん食費や水道光熱費、通信費なども把握しておかなければなりません。
今回計算した結果によると、初めての一人暮らしで準備すべき費用は、おおよそ460,000円でした。契約金額の条件をあてはめ、1~3か月ほどの生活期間を想定して、必要な費用を各自で再計算してみましょう!
物件を探すときは、給与の手取り金額の3分の1を目安として、家賃の条件を設定します。エリアを選ぶときは、魅力だけでなく治安を考慮することも大切です。気に入った物件があれば内見を申し込み、契約時は敷金返還の特約を見落とさないよう注意しましょう。
転居先が決まったら、引っ越し日を決めて業者を手配します。その後、梱包資材を準備して、使用頻度の低いものから荷造りするなど、引っ越し当日に向けて準備を進めましょう。
引っ越し当日は、電気のブレーカーを落としたり、業者に料金を支払ったりするなど、やることが盛りだくさんです。
早い段階から当日にやることをよく整理しておき、準備を進めておきましょう。