3月は引越しシーズンのピーク。新生活を始める方が多いため、引越し業者の予約が取りにくく、費用も通常より高くなりがちです。そんな中でも、上手に計画を立てれば、相場に比べてコストを抑えつつ予定に合わせた引越しが可能です。
3月に引越しする場合は、退去日や入居日に合わせて引越しするのではなく、引越し会社に合わせて引越しすることがおすすめです。物件を決めてから引越しをする場合は、引越しができない場合や料金を抑えられないケースが多いです。
この記事では、3月の引越し費用の相場や、気を付けたいポイントとともに、費用を抑えるための具体的なポイントなどをご紹介します。忙しい時期でも賢く引越しを成功させたい方は、ぜひ参考にしてください。
3月の引越しの見積もり料金の相場は?
3月の引越しの見積もりの相場を、単身の場合と家族の場合で分けて紹介します。
※あくまでも相場なので、具体的な価格は各会社にお問い合わせください。
単身の料金
~15km未満 (同都道府県程度) | ~50km未満 (同都道府県程度) | ~200km未満 (同一地方程度) | |
---|---|---|---|
3月上旬 | 35,000円 | 45,000円 | 60,000円 |
3月中旬 | 55,000円 | 75,000円 | 95,000円 |
3月下旬 | 75,000円 | 100,000円 | 205,000円 |
トラックの大きさや移動距離によって価格は変わってきますが、単身の場合おおよそ3.5万円から20.5万円だと言えるでしょう。全体的に高いですが、特に一番忙しい3月下旬が近づくにつれて料金が高くなっています。
家族の料金
~15km未満 (同都道府県程度) | ~50km未満 (同都道府県程度) | ~200km未満 (同一地方程度) | |
---|---|---|---|
3月上旬 | 95,000円 | 110,000円 | 150,000円 |
3月中旬 | 130,000円 | 160,000円 | 220,000円 |
3月下旬 | 170,000円 | 215,000円 | 360,000円 |
単身と同様に、トラックの大きさや移動距離によって価格が変わってきますが、だいたい9.5万円から30万円程度かかると想定しておきましょう。
3月は一年で忙しい繁忙期のため、どの期間に引越しをしても見積もり価格が上がってしまいます。特に転勤や学校の春休みと重なる下旬は料金がはね上がる傾向があります。
ただし、相見積もりをすることで割安で引越しできる可能性があるので、数件の業者に見積もりをしてどの業者が合っているか検討することが重要です。
3月の引越しで業者に確認しておくべき4つのポイント
こちらでは3月の引越しで業者に確認しておくべき4つのポイントをご紹介します。
1. 繁忙期の価格
3月は一年で一番忙しい繁忙期のため、一カ月を通して料金が通常より高騰します。そのため、1カ月から2カ月前には見積もりを依頼し、その時の相場を把握することが重要です。
複数の業者から相見積もりを取り、料金だけではなく段ボールの提供や大型荷物の運搬など追加サービスを比較検討しましょう。価格やサービスが自分に合う引越し業者を選ぶことが重要です。
2. キャンセル時の対応
必ず契約前にキャンセル時の対応を確認しておきましょう。特に3月の繁忙期は引越し業者に依頼が殺到しているため、キャンセル料が高額になる可能性があります。契約書にはキャンセル期限や違約金について明記されているので、忘れずに確認してください。
引越しの予定が変わる可能性がある場合は、柔軟に対応可能な業者を選ぶことも大切です。キャンセル料の有無だけでなく、返金の条件や返金分の振込スピードについても確認しておくと安心です。引越しの予定が変わったとしても、余計な出費を抑えることができます。
3. 当日の流れと時間指定
引越し当日にスムーズに作業が進められるように、事前に作業の流れを業者と確認しておきましょう。作業開始時間や終了予定時間、具体的な作業内容を明確にすることで効率的に引越し作業を進められます。
3月の繁忙期は時間指定に制限がある場合も多いため、希望があれば早めに伝えるようにしましょう。早めに共有しておくことで希望する日時で引越しができる可能性が高まります。
4. 補償内容
万が一荷物が破損した場合に備え、業者の補償内容を事前に確認しておきましょう。業者によっては、高価な家具や家電が対象外になることもあります。契約時に保険内容や対応手順をしっかり把握し、不安がある場合は追加の保険加入や自分で運搬することを検討しましょう。
3月の引越しで気を付けたい5つのポイント
こちらでは3月に引越しする際に気を付けたい5つのポイントをご紹介します。
1. 早めに引越しの計画と見積もりの予約をする
3月の引越しは繁忙期で予約が埋まりやすいため、早めの計画が必須です。希望日を確保するには1〜2カ月前には複数の業者へ相見積もりを依頼し、料金やサービス内容を比較しましょう。
余裕を持って準備を進めることで、スケジュールの調整や急ぎ対応による引越し業者とのトラブルを回避できます。
2. 引越し後のスケジュールに注意する
新生活が始まる3月は、引越し後の手続きが多くなる時期です。役所での転出・転入手続きや、電気・ガス・水道の使用開始申請を忘れずに行いましょう。
また、引越し後の仕事や学校の開始日に間に合うように荷解きを終わらせる計画も重要です。特に繁忙期は役所関係の手続きが混み合う可能性があるため、早めの準備を心がけてください。
3. 衣替えに合わせて荷物を整理する
3月の引越しは衣替えと重なるため、不要な衣類を整理する良い機会です。季節ごとのアイテムを見直し、着ない服や使わない小物は処分やリサイクルを検討しましょう。
荷物が減ることで引越しの費用を抑えられるだけでなく、新居の収納スペースに余裕を持たせることができます。荷物整理の際には保存状態も確認し、綺麗さや使用頻度に分けて梱包するのがおすすめです。
4. 気温の変化に気を付ける
3月は寒暖差が大きいため、引越し作業時の体調管理が重要です。防寒着を用意しつつ、汗をかいたらすぐに着替えられるよう替えのシャツを準備しておきましょう。
また、食品などの温度変化に敏感な荷物は注意して梱包し、必要に合わせてクーラーボックスを使用するようにしましょう。特に長距離引越しの場合、トラックの中の温度や引越し先の気温にも配慮することが重要です。
5. 引越し作業時の花粉に気を付ける
花粉症の方は、3月の引越しで症状が悪化しないよう対策が必要です。引越し作業中は外で過ごす時間が長いため、マスクやゴーグルでしっかり花粉を防ぎましょう。
衣類にも花粉が付着しやすいので、特に新居になるべく花粉を持ち込まないように気を付けましょう。荷物をこまめにふき取ったり、外での作業が終わったら全身着替えたりなどの対策が必要です。
3月の引越し料金を少しでも安くする8つのポイント
こちらでは3月の引越し料金を少しでも安くするポイントを8つご紹介します。
1. 3月上旬~中旬に引越しする
3月下旬は特に引越し需要がピークになり料金がかなり高くなるため、比較的価格が抑えられる上旬から中旬に日程を設定することでコストを抑えられます。平日であれば予約が取りやすく、希望の日程で引越しができる可能性が高まります。
2. 地域密着型の引越し業者を選ぶ
地域密着型の引越し業者は、引越し地域が限定されている代わりに無駄のない効率的なサービスを提供する業者が多いため、コストを抑えて引越しをすることができます。口コミやレビューを活用し、信頼できる業者を見極めましょう。
また、地域限定のキャンペーンや割引が適用されることもあり、よりお得に引越しをするチャンスもあります。カルガモ引越センターは地域密着型、特に東京都・埼玉県・神奈川県を中心に展開しているので、関東圏でお引越しをお考えの際は是非お気軽にご連絡ください!
3. 繁忙期限定の割引サービスを確認する
繁忙期でも、引越し業者によって新入生や新卒限定などの特定の条件で割引を提供していることがあります。公式サイトやキャンペーン情報をチェックし、自分に合う割引プランを探しましょう。
4. 引越し作業の開始時間を指定しない
引越し作業の開始時間を指定しないことで、業者の空き時間を利用した「フリー便」や「午後便」が選べ、料金を下げられる場合があります。さらに、業者にとって効率的な時間帯を選ぶことで、交渉次第では追加割引を受けられる可能性もあります。
引越し業者からのスムーズな対応を得るためにも、時間に融通が利く日程を検討しましょう。
5. 荷造りを自分で行う
引越し費用を抑えるには、荷造りを自分で行うのがおすすめです。業者に梱包作業を依頼すると追加料金が発生するため、段ボールや梱包資材が準備できたら自分で荷造りを行いましょう。業者によっては、一定数までは無料で段ボールを提供してくれる場合があります。
6. 不要なものを処分して荷物を減らす
引越し料金は荷物量や契約するトラックのサイズで決まるため、不要なものを処分することでコストを削減できます。3月は新生活に向けた断捨離の機会だと考えて、長い間使っていない衣類や家具家電を思い切って処分しましょう。
リサイクルショップやフリマアプリを活用すれば、不要品を売却して引越し費用に充てることも可能です。荷物が減ることで、新居での収納スペースも有効活用できます。
7. 単身の場合は単身パックを検討する
一人暮らしの引越しでは、単身パックの利用がおすすめです。荷物量が少ない場合、大型トラックではなく専用ボックスを使用する単身パックを選ぶことで費用を大幅に削減できます。
引越し業者が提供している単身パックを比較し、荷物量や配送距離が自分に合うものを選びましょう。荷物が規定量を超える場合は追加料金が発生するため、事前に荷物を整理しておくことが重要です。
単身用の引越しについて詳しく知りたい方は、弊社の【2024年最新版】単身用の引っ越し見積もり!安くておすすめの業者一覧!をご覧ください。
8. 同棲やルームシェアの場合は立ち寄りプランを検討する
立ち寄りプラン(2カ所積み)は、結婚や同棲・ルームシェアなど、これまで別々の場所に暮らしていた人同士が一つの場所に引越しする場合にお得になるプランです。
それぞれの家を経由して新居に向かうので、引越し代が一度だけですみます。また、トランクに荷物を預けてから引越しをしたい場合や、友人から荷物を預かってから引越しをしたい場合にも使えるので、お得に引越しをすることができます。
引越し日に新居先以外に立ち寄りたい場所がある場合は、立ち寄りプランを検討してみてください。
3月に引越しするメリット・デメリット
こちらでは3月に引越しするメリットとデメリットをご紹介します。
メリット 5選
1. 物件数が多い
3月は特に賃貸で出ていく人が多くなるので、立地・家賃・設備など条件に合った理想の住まいを見つけやすくなります。また、契約できる物件が多くなることで短期間で引越し先を決めることができるでしょう。
2. 空家賃を払う可能性が低い
3月は希望の物件が見つかりやすく、お気に入りの物件を早めに契約して確保しておく必要が少なくなるので、結果として住まずに家賃を払い続ける空家賃を避けることができます。3月は退去と入居を短期間で行える時期なので、新生活の準備で忙しい人におすすめです。
3. 短期間で引越し先を決めることができる
入居できる物件数が多いため、希望条件を比較検討がしやすく、短期間で新居を決定できます。3月は引越しスケジュールがタイトな場合でも、効率的に住まいを確保しやすい点が魅力です。
4. 仕事や学校の予定を調整しやすい
3月は年度の切り替わり時期であり、職場や学校のスケジュール調整が比較的しやすいです。新生活の準備期間として休みがとりやすいことに加えて、転勤や進学のタイミングに合わせて引越しを行うことで、環境の変化にスムーズに対応できるメリットがあります。
5. 最適な気温で引越しができる
3月は寒さが緩み始める時期で、極端な暑さや寒さがないため、引越し作業が快適に行えます。天候の安定した日が多く、荷物の運搬がスムーズに進む点もメリットです。ポカポカ陽気の中で、引越し後の片付けや新生活の準備にも集中しやすくなります。
デメリット 5選
1. 家賃や管理費が高くなる場合がある
3月は引越しが一番集中するため、人気エリアや条件の良い物件の家賃や管理費が値上げされていることがあります。また、初期費用が割高になるケースも多く、予算内での物件探しが難しくなる点がデメリットです。
2. 急いで物件を決める必要がある
契約できる物件の増減が早いため、すぐに申し込みをしないと希望の物件が他の契約者に取られてしまう可能性があります。じっくり検討する余裕がないことで、妥協を強いられる場合もあるため、素早い決断力が求められます。
そのため、事前に譲れない点をまとめておき、希望条件に合う物件が見つかればすぐに内見と契約を進めるようにしましょう。
3. 引越し費用が高い
3月は引越し需要がピークに達するため、業者の料金が通常期よりも高く設定されています。見積もりを複数取得しても価格の違いが少ないことが多く、予算を超える負担が発生する可能性があります。
4. 希望日に引越しできないかもしれない
繁忙期のため、希望する日時の予約が取れないことがあります。特に土日や大安の日は希望する人が多く、早めに計画しても調整が難しい場合があります。あらかじめいくつか希望日を決め、それらの日は予定を開けておくようにしましょう。
5. 引越しの各手続きで待ち時間が長くなる可能性がある
役所やライフラインの手続き窓口が混雑するため、転出・転入手続きや電気・ガス・水道の契約がスムーズに進まない可能性があります。特に役所関係は長時間待たされることが多く、手続きのために平日に休みを作らないといけない点がデメリットです。
3月の引越しでよくある質問
ここでは3月の引越しでよくある質問について回答します。
まとめ
3月は一番忙しい繁忙期のため費用が上がりやすいですが、事前の計画と工夫次第で相場よりコストを抑えることができます。料金相場を把握し、複数の業者から見積もりを取って料金を比較することや、荷物を減らして効率的なプランを選ぶことが成功の鍵です。
この記事で紹介したポイントを参考にして、3月の忙しい引越しシーズンでもスムーズかつ予算内での引越しを実現してください。
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