生活に落ち着きを迎える7月は、人々の移動が落ち着き、引っ越しをしやすい時期というイメージがあるかもしれません。7月は閑散期ともいわれ、一般的に料金がリーズナブルなイメージがあります。
そのようなイメージから、7月に引っ越しをしようか迷っている方も多いのではないでしょうか。
今回は、7月における引っ越しの見積もりの料金の相場、引っ越しする際の注意点、7月に引っ越するメリットやデメリット、料金を少しでも安くするコツなどを解説します。
引っ越し業者に確認しておくべきポイントもお伝えするので、見積もりを依頼する際にお役立てください。
7月の引っ越しの料金の相場は？
7月は閑散期ともいわれ、一般的に料金がリーズナブルなイメージがありますよね？
しかし、学生は１学期、前期が終わるタイミングのため、夏休みのタイミングで引っ越しする人も多い季節でもあります。
さらには、7月は引っ越しが落ち着く季節ということもあり、それに合わせて業者の作業員も夏休みを取得するなど調整を行うので、あまりのんびりしすぎると引っ越し業者が見つからない可能性もあります。
ここからは、単身での引っ越し料金の相場と、家族での引っ越し料金の相場について、7月の上旬・中旬・下旬に分けてご紹介します。
単身での引っ越し料金の相場
単身での引っ越し料金の相場は下記の通りです。
| ～15km未満（同都道府県程度） | ～50km未満（同都道府県程度） | ～200km未満（同一地方程度） | |
|---|---|---|---|
| 7月上旬 | 約29,000円 | 約32,000円 | 約46,500円 |
| 7月中旬 | 約30,500円 | 約31,500円 | 約46,000円 |
| 7月下旬 | 約30,000円 | 約35,000円 | 約52,000円 |
単身で7月に引っ越しをする場合は、積載量や移動の距離によって変わりますが、だいたい3万円～5万円ほどの費用を想定しておくとよいでしょう。
家族での引っ越し料金の相場
家族での引っ越し料金の相場は下記の通りです。
| ～15km未満（同都道府県程度） | ～50km未満（同都道府県程度） | ～200km未満（同一地方程度） | |
|---|---|---|---|
| 7月上旬 | 約75,000円 | 約85,000円 | 約100,000円 |
| 7月中旬 | 約80,000円 | 約130,000円 | 約147,000円 |
| 7月下旬 | 約87,500円 | 約92,500円 | 約173,000円 |
※積載量や各業者によって異なりますのであくまでも目安となります。
家族で7月に引っ越しをする場合は、積載量や移動の距離によって変わりますが、だいたい7万円～17万円ほどの費用を想定しておくとよいでしょう。
全体的に比較すると、上旬より梅雨明けの後半のタイミングで価格が上昇しているのがわかります。この頃は学生も夏休みに入るタイミングにもなるので、繁忙期をはずれているからといってあまり油断をしていると見積もりも高くなってしまう可能性があります。
各業者キャンペーンなどを行っていることも多いので、依頼する際には、どのタイミングが一番安いのか必ず確認しましょう。
7月の引っ越しで業者に確認しておくべき3つのポイント！
まずは、7月の引っ越しで業者に事前に確認しておくべきポイントを3つ解説します。
① エアコンの移設について
暑い季節の7月に引っ越しをしたとき、スムーズにエアコンを使えなければ生活に支障をきたします。エアコンの移設に関する対応について引っ越し業者に確認しましょう。
引っ越し作業をスムーズに進められるよう、引っ越し当日以外の日時に電気工事を案内される場合があります。暑い季節、引っ越し後にエアコンが使えなくて困らないよう、最適な移設計画を提案してもらいましょう。
② エアコンのクリーニングについて
引っ越し業者によってはエアコンの移設だけでなく、クリーニングに対応している場合があります。引っ越し時の移設にあわせてクリーニングしてもらえば、ほかの清掃業者を探す手間が省けるほか、複数の業者とやり取りする負担も減らせます。
また、引っ越し時の特別価格が設定されている場合があるので、標準価格よりもお得にクリーニングできるかもしれません。
引っ越しをしてから快適にエアコンを使いたい方は、クリーニングの対応についても確認してみるとよいでしょう。
③ 引っ越し当日の雨の日の対応について
7月は、太平洋高気圧の縁に沿って暖かく湿った空気が日本列島に流れ込み、7月前半は梅雨前線の活動が活発になるため、集中豪雨が発生しやすい時期だといわれています。
雨の日の対応は引っ越し業者によってさまざまです。たとえば、多少の雨でも問題なく作業してくれる業者もあれば、作業開始前なら天候による日時の変更を無料としてくれる業者もあります。
当日雨になって慌てないよう、見積もりを依頼する段階で雨の日の対応まで確認しておくと安心です。
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7月に引っ越しする際の4つの注意点
7月は気温も上昇するため引っ越すときには重要な注意点がたくさんあります。引っ越しに際して必ず押さえておきたい注意点を4つ解説します。
① 冷蔵庫の中身はなるべく廃棄する
食品は温度が高くなると微生物が増えやすくなり、食中毒のリスクが高まります。
7月は気温が高い時期なので、引っ越しで冷蔵庫の中身を移動するときも、食中毒のリスクが高まるといえます。
引っ越しまでに冷蔵庫の中身を消費できなかったときは、基本的に食材を新居に持ち込まず廃棄しましょう。
② 熱中症対策を怠らないようにする
7月は熱中症になりやすい時期です。引っ越しの際、熱中症にならないように対策を講じましょう。家族に高齢者の方がいるような場合は特に注意が必要です。
服装は吸湿・速乾の衣服が基本であり、帽子も装着します。保冷剤や氷、冷たいタオルなどで体を冷却できるようにしましょう。体温調整が十分でない高齢者の方は、のどの渇きを感じなくてもこまめに水分補給をすることが重要です。
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③ 夏休みに引っ越すときは業者の料金をよく比較する
7月後半は小学校や中学校で夏休みが始まり、7月下旬あたりから大学生の1学期の授業も終わり始めます。7月は閑散期といえども、比較的長い夏休みは単身・家族ともに引っ越しの需要が高まる傾向です。
そのため、下旬に料金を高くする業者も存在し、油断して依頼すると損をするかもしれません。7月下旬に引っ越す場合は、業者の料金が相場よりも高くないかよく比較して判断しましょう。
④ 遅くとも３週間前に引っ越し業者の予約をとる
7月は閑散期であるため、引っ越し業者の作業員が休みを取得することがあります。繁忙期ではないけれど、安い引っ越し業者は予約が埋まってしまいやすいです。
したがって、引っ越しをする3週間前から1か月前には申し込みましょう。
7月の引っ越しの料金を少しでも安くする3つのコツ！
7月は繁忙期と比べて安く引っ越しをしやすいとお伝えしましたが、さらにコストを節約したい方もいるでしょう。7月の引っ越し料金を少しでも安くするコツを解説します。
① 海の日を含む連休を回避する
連休はじっくりと作業に専念できるタイミングのため、引っ越しの需要が高い傾向です。
7月中旬にある海の日を含む連休は、引っ越し業者の料金が高くなる恐れがあります。7月の引っ越し料金を少しでも安くしたいなら、海の日を含む連休を回避しましょう。
② 夏に使わない不用品を処分する
引っ越しは運搬する荷物量が増えるほど料金が高くなりやすいです。夏の時期に使わない不用品を処分しておけば、引っ越し料金を節約しやすくなります。
たとえば、今後に着る予定がない夏服や壊れて動かない扇風機などがあれば、処分しましょう。
フリマアプリを使えば不用品を出品して売却することも可能です。まだ使えそうな不用品については早めにフリマアプリに出品して売却してみましょう。
③ 早めに見積もりをとる
7月にかかわらず引っ越しのコストを抑える上で重要なポイントとして、早めに見積もりをとることが非常に大切です。
7月は閑散期と思われがちですが、それに合わせて引っ越し業者も夏休みを取得したり人員を調整することがあります。7月だからといって安心しきっていると見積もりが高くなるばかりか、予約がとれなくなる可能性もゼロではありません。
早めに準備をはじめておけば、自分の希望の日程も確保しやすくなりますのでコスト面だけでなく、スケジュール的にもなるべく早めに計画をたてましょう。
7月に引っ越しするメリット・デメリット
7月に引っ越しをするかどうか決めるとき、その時期に作業を行うメリット・デメリットを把握しておくことも重要です。
7月に引っ越しするメリット
まずは7月に引っ越しするメリットを解説します。
① 閑散期でコストが低く物件も探しやすい
7月は転勤や入社、入学などの時期から外れているので、引っ越しする人が少ない傾向にあります。閑散期のため、3月や4月よりも引っ越し料金が安く、費用を節約しやすいです。
不動産業者も混まないので、余力を持って物件を紹介してくれるでしょう。自分にあった物件をじっくりと探したい方に適したタイミングだといえます。
② 希望の日程で引っ越しを予約しやすい
新生活が始まる前の時期と違って、引っ越し業者に予約が入りづらく、業者のスケジュールに余裕があります。
そのため、希望した日程が埋まっていて、ほかの日に妥協するような事態を回避しやすいです。早めに予約さえすれば、引っ越し難民になるリスクも低く、安心して引っ越しに臨めるでしょう。
7月に引っ越しするデメリット
次は7月に引っ越しするデメリットを解説します。
① 台風の影響で引っ越しの予定が崩れやすい
夏の季節は台風が発生します。気象庁によると、台風の発生数・接近数・上陸数などは7月あたりから多くなっていくとのことです。
暴風雨による道路の通行障害や歩行の危険がある状況だと、引っ越し業者が予定通り作業を行えず延期する場合もあります。
当日、引っ越しできるかどうかわからないのはストレスです。ほかの月と比較して引っ越しにおける精神的な負担が増えるでしょう。
② 花火大会や祭りなどのイベントで道路が渋滞することがある
7月には大規模な花火大会などイベントが開催されることが多く、一般道路や高速の車両通行止め、閉鎖が発生します。会場周辺の道路で渋滞が発生しやすくなり、引っ越し業者が交通混雑に巻き込まれるリスクも高いです。
実際に、花火大会の日に道が混んでいるからか、引っ越し業者の到着が遅れたという方も見受けられます。
学生は夏休みに入る季節になるため、遠方にでかける人も多くなるため道路が渋滞するなどの可能性も出てきます。予定通りに引っ越しをしたい方は、新居周辺のイベントなど日程を把握したうえで、引っ越しのスケジュールをたてることが重要です。
7月の引っ越しは縁起が良くない？良い日はいつ？？
7月の引っ越しを検討するとき、縁起が良くない日・良い日について気になる方もいるでしょう。世間では、仏教の正五九祭の時期（正月・田植え・収穫祭）に引っ越すのは良くないといわれています。
その点、7月は正五九祭の時期から外れているので、縁起が気になる方も引っ越しのタイミングとして検討しやすいでしょう。
縁起の良い日を狙って引っ越すのであれば、六曜の中で一番縁起がいい日とされる「大安」、新しいことを始めるとすべてうまくいきやすい日とされる「天赦日」、一粒のもみが万倍にも実る稲穂となる意味を持つ「一粒万倍日」などが適しています。
ちなみに、2024年の7月29日は大安・天赦日・一粒万倍日が重なるので、引っ越し日に最適でしょう。縁起の観点から人気が出そうな日程なので、通常よりも早めに予約するとよいかもしれませんね。
まとめ
7月は油断できない暑さが訪れる季節です。引っ越し後にスムーズに冷房が使えないと困るので、エアコンの移設についての段取りを引っ越し業者に確認しておきましょう。
引っ越し中は熱中症にならないよう、吸湿・速乾の衣服や帽子を着用することが大切です。体温調節が十分でない高齢者の方は、特にこまめな水分補給を心がけるようにしましょう。
7月は閑散期で比較的引っ越し料金が安くなりやすいですが、さらにコストを節約したいのであれば、いらない夏服や壊れた扇風機など夏に使わない不用品を処分しておくのもおすすめです。
カルガモ引越センターは、エアコンの取り外し、取り付け、不用品回収などに対応しているほか、高齢者の悩みに寄り添うシニアプランも提供しています。
電話やメール、訪問、LINEなど、さまざまなパターンで見積もりを受け付けているので、7月の引っ越しを検討する場合はぜひカルガモ引越センターまでご相談ください！