引っ越し業者はプロだから、「とりあえず見積もりを頼めばなんとかなるだろう」と思う方もいるかもしれません。その考え方はとても危険です。
引っ越し作業の内容は、運ぶ荷物や住居環境、距離などによって大きく変わります。業者といえども、依頼者の情報をうまく引き出せない恐れもあり、当日になって追加料金が発生してしまうことも…。
引っ越し業者に見積もりを丸投げするのではなく、一緒に成功させるという姿勢が重要です。また、見積もりを依頼するとき、ポイントを押さえておくことで、料金を減らせる場合もあります。見積もりを成功させるためにも、全体像を理解しておくに越したことはありません。
今回は見積もりの仕組みや依頼方法の種類、料金を安くするポイントなどを解説していきます。引っ越しを成功させるためのチェックリストも掲載。本記事を引っ越しの見積もりマニュアルとしてぜひご活用ください。
引っ越しにおける見積もりの仕組み
初めて引っ越し業者に見積もりを依頼する場合だと、どのようなやり取りをするのか、料金が高くなってしまわないかなど、不安なことが多くて相談しづらいかもしれません。
まずは引っ越しにおける見積もりの仕組みから理解しておきましょう。
早速、引っ越しの見積もり作業の内容と見積もり価格を決める要素について解説していきます!
引っ越しの見積もり作業の内容
引っ越しの見積もり作業は、一般的には主に下記の内容で構成されています。
- 引っ越し業者への問い合わせ
- 希望する引っ越し内容の共有
- 引っ越し業者の作業内容や特徴の共有
- 荷物内容の共有
- 引っ越し日程の調整
- 希望スケジュールに応じた作業員の対応可否の確認
- オプションサービスの確認
- 標準引越運送約款の共有
- 見積もりの共有
- ダンボールの配布
引っ越し業者によっては、見積もり作業の内容が細かく異なる可能性もあります。詳細は各引っ越し業者に確認が必要です。
引っ越しの見積もり価格を決める要素
業者の見積もり価格を決める要素を知っておくと、依頼したときの料金にも納得しやすくなります。
引っ越しの見積もり価格は、主に荷物の量によって変動します。たとえば、荷物の量が少なければ必要な作業員の数も減るため、低価格で引っ越し作業を依頼しやすくなります。
運搬にかかる時間も見積もり価格を決める要素です。荷物を運ぶ距離が遠く、かかる時間が長いほど運賃は高くなります。
そのほか、オプションサービスの利用によっても見積もり価格は変動します。エアコンの脱着やマイカーの陸送、引っ越し先の事前クリーニングなど、オプションの内容はさまざまです。ホームページで公開されている場合もあるので、事前に確認しておくと安心です。
引っ越しの見積もり金額を安くするためのポイント
ポイント1 見積もり当日に作業の依頼を決定しない
なるべく早く引っ越しを済ませるため、見積もり当日に作業を依頼したくなってしまう方もいるかもしれません。ただ、ほかの引っ越し業者に見積もりを依頼すれば、さらに安く作業を行ってもらえる可能性もあります。
引っ越しまでに時間の余裕があるのなら、別の引っ越し業者に見積もりを依頼して、金額を比較したほうが損をしづらいです。
基本的に見積もりは無料で行ってもらえるので、複数の業者に依頼したところで金銭的な負担は増えません。信頼できそうな引っ越し業者をいくつかピックアップして、引っ越し費用を算出してもらいましょう。
ポイント2 毎回同じ条件で複数の引っ越し業者に見積もりを依頼する
複数の引っ越し業者に見積もりを依頼する(相見積もり)場合、伝える条件が異なれば金額が変わって正しく比較できなくなる恐れがあります。
したがって、相見積もりをするときは、あらかじめ設定した同じ条件を伝えることが基本です。
作業員の人数やトラックのサイズ、利用経路、有料道路の利用、オプションなどはあらかじめ決めておき、見積もり書を作成してもらいましょう。
特にオプションは引っ越し業者ごとに種類が異なるので、突発的に付与してしまいたくなることがあるかもしれません。比較しづらくなってしまうので、本当に必要かどうかをよく検討しましょう。
ポイント3 引っ越し業者に競争を意識してもらう
複数の引っ越し業者から見積もりをもらうだけでなく、各業者に競争を意識してもらうと見積もり金額が安くなりやすいです。
たとえば、最初の業者に見積もりを依頼するときは、相見積もりになることを伝えます。2社目の業者に依頼するときは、1社目の金額を目安に値引き交渉を行います。3社目以降も同じ方法で値引き交渉することで、見積もり金額を限界まで下げることが可能です。
ただ、値引き交渉が苦手な方もいらっしゃいますよね。その場合、最初に提示してもらった金額で最も安い業者を選ぶことを伝える方法もあります。引っ越し業者の立場では、あとから値下げをする方法が使えなくなるため、安い金額をスムーズに提示してもらいやすいです。
引っ越し業者に見積もりを依頼するときは、単に金額を比較するだけでなく、値引きを誘導することも意識してみましょう。
ポイント4 本命の引っ越し業者には最後に見積もりを依頼する
価格やサービスの内容から、「すぐにでも見積もりを依頼したい!」と思える業者が見つかることもあるかと思います。
しかし一番初めの引っ越し業者とのやり取りだけでは、ほかの業者の料金を基準に値引き交渉することもできません。
ほかのサービスもリサーチして、優先順位が低い引っ越し業者から見積もりを依頼しましょう。そうすれば、引っ越し料金の相場を理解したうえで、本命の業者に見積もり金額の調整をお願いできます。
本命の引っ越し業者にはすぐ見積もりを依頼しないほうがお得になる、そんな可能性があるのです。
ポイント5 キャンペーンを実施している引っ越し業者を探す
引っ越し業者は独自のキャンペーンを実施して、見積もり料金を割り引きしていることがあります。
たとえば、ホームページから見積もりを申し込んだ場合に、引っ越し基本料金を割り引きしてもらえるキャンペーンが良い例です。また、事前振込で支払う場合に抽選でポイントをプレゼントしてもらえるキャンペーンもあります。
当然ながらキャンペーンには期間が決定されるため、見逃してしまうと割引を受け損ねてしまうことも…。
「引っ越し キャンペーン」などで検索すると、キャンペーンを実施している業者がヒットすることがあります。業者を探すときに検索してみましょう。
引っ越し見積もりの依頼に必要な情報
見積書の作成に必要な情報一覧
見積書の作成に必要な情報は主に下記の通りです。
- 荷物の大きさ
- 荷物の個数
- 荷物を運ぶ経路
- 引っ越し日程
- 積み地と降ろし地の住所、連絡先
- 作業内容
- 使用車両
- 荷役作業員
- オプションサービスの有無
- 梱包資材の利用
- 住居区分
- 階数
- エレベーターの有無
- 吊り作業の有無
- 支払方法
このように見積もりの作成で必要な情報はたくさんあります。見積もりをスムーズに進めるためにも、上記の内容をふまえて、伝えるべきことをあらかじめ整理しておきましょう。
追加料金の発生を防ぐために必ず伝えるべき情報
追加料金の発生を防ぐために必ず伝えるべき情報は主に下記の通りです。
大型荷物と搬入環境
大型家具・家電は、ドアや階段、エレベーターの状況によっては、搬入できないことがあります。その場合、吊り作業のために追加料金を支払わなければなりません。
ペットや植物、絵画など
ペットや植物、絵画などの移動を伴う引っ越しの場合は、専用の梱包資材や運送方法、専門業者への依頼が必要なることがあります。
新居に運ばない荷物
新居に運ばない荷物がある場合も、当日に処分を依頼する羽目になってしまうので、注意が必要です。
道路環境
トラックが停車できないと、駐車場代が発生する恐れがあります。駐車場までの距離が遠いと、作業時間とともに人件費まで増える可能性も高いです。
引っ越し業者に運んでもらえない荷物
引っ越し業者といえども運んでもらえない荷物もあります。たとえば下記のような貴重品です。
- 現金
- 有価証券
- 印鑑
- 預金通帳
- キャッシュカード
- クレジットカード
- 宝石
- 保険証
- パスポート
このような貴重品は、基本的に自分で携帯して運ぶ必要があります。
貴重品でなくても運搬を断られる家財もあります。たとえば、IKEAの家具は引っ越し業者から断られる可能性が高いです。
実際に見積もりで、IKEAの家具は分解すると元に戻らない可能性があるという理由で、運搬を断られた方も見受けられます。そのため、IKEAの家具を持っている場合は、見積もりの段階で必ずブランド名を伝えるのが無難です。
IKEA家具の引っ越しについてはこちらの記事もご参照ください!
引っ越しの見積もり料金を自分で減らす方法
引っ越し業者と交渉しても、値引きしてもらえる金額には限界があります。見積もり料金を自分で減らす方法も試しましょう。
あらかじめ不要品を処分しておく
引っ越しの見積もり料金は、荷物量によって変わります。つまり、不用品を減らしておけば見積もり料金を安くしてもらえるということです。
最近では、フリマアプリで不用品を気軽に出品できるようになりました。不要な書籍や衣類、家具などを早いうちから出品してみてはいかがでしょう。
引っ越し日は月末と土日を避ける
引っ越しのためにわざわざ会社や学校を休む方よりも、もともとある休みを利用して引っ越しをするほうがスムーズです。そのため、休日は引っ越しが集中しやすいです。
また、給料が入ってから引っ越しをしたいと考える人も多く、月末も作業日として希望されやすくなっています。したがって引っ越し日は、人気のある月の最終週の土日を外すことで見積もり費用を減らせる可能性があります。
自分の作業量を増やす
引っ越し業者だけにすべてを任せるのではなく、自分で作業をすることで見積もり料金を安くできる場合があります。
たとえば、業者に運んでもらう荷物と自分で運ぶ荷物を分けたり、荷造りを業者に任せず自分で行う方法。これで料金が安くなる可能性がありますので、見積もり依頼をするときは一度業者に確認してみましょう。
引っ越し見積もりの主な依頼方法
引っ越し見積もりの依頼方法は引っ越し業者に直接連絡する方法と引っ越し一括見積もりサービスを利用する方法に分かれます。
狙った業者に直接連絡する方法が一般的ですが、引っ越し一括見積もりサービスも便利です。ただ、引っ越し一括見積もりサービスには見過ごせないデメリットも…。
本章ではそれぞれの依頼方法について解説していきます!
引っ越し業者に直接連絡する
引っ越し業者のホームページにアクセスして、電話をかけたり、専用フォーマットに情報を入力したりして、直接問い合わせる方法です。基本的に見積もりや問い合わせなどを無料で受け付けてもらえます。
最近では、LINEやZOOMなどのツールでリモート対応してくれる引っ越し業者も現れており、柔軟に連絡を交わしやすい環境が整ってきました。
自分が連絡しやすい手段を選んで直接連絡をしてみてください。
引っ越し一括見積もりサービスを利用する
引っ越し一括見積もりサービスは、複数の業者にまとめて見積もりを依頼する方法です。見積もりを依頼すると、複数の引っ越し業者からメールや電話などを通して、料金に関する連絡を受けられます。
たくさんの業者と接点を持ち、スムーズに見積もりを受けられるのが便利です。ただ、利用すると、電話がたくさんかかってきて、対応に追われてしまうケースも珍しくありません。
安易に利用すると大変な思いをする恐れがある点は理解しておきましょう。
一括見積もりサービスの危険性についてはこちらの記事もご参照ください。
引っ越しの見積もりを算出する方法
引っ越しの前に見積もりを算出してもらう方法はさまざまあります。主に電話見積もりと訪問見積もり、オンライン見積もりに分けられます。
いずれもメリットやデメリットがあり、最適な方法を慎重に検討することが大切です。それぞれの算出方法について解説していきます!
電話見積もり
電話見積もりは、電話で引っ越しの内容を伝えて、必要な料金を算出してもらう方法です。専用フォーマットに細かい情報を入力したり、担当者を自宅に招いたりしなくて済むので、スムーズに見積もりを依頼できます。
ただ、口頭では正確に荷物の状況を伝えづらいこともあります。伝達に失敗すると、引っ越し当日に追加のトラックが必要になってしまうかもしれません。
荷物の量が少ない場合に限って対応している引っ越し業者も多いです。公式ホームページで対応の可否を事前にチェックしてから依頼しましょう。
訪問見積もり
訪問見積もりは、希望日時に担当者を自宅に招いて、引っ越しに必要な料金を算出してもらう方法です。
荷物の量や種類を正確に把握してもらえるため、希望に適したプランを提案してもらえます。周辺環境もチェックしてもらえるため、追加費用が発生するリスクも減らしやすいです。タブレット端末で食器の箱詰め方法や包み方の手順などを動画で説明する引っ越し業者もいます。
自宅に担当者を招き入れる点が電話見積もりとの大きな違いです。室内を見られることに抵抗がある方や、異性に苦手意識がある方などだと、ストレスを感じてしまうことはあるかもしれません。
オンライン見積もり
オンライン見積もりとは、スマートフォンやタブレット端末を通して、引っ越しに必要な料金を算出してもらう方法です。画面に映した部屋の様子をもとに見積書を作成してもらえます。
電話見積もりと同様、自宅に担当者を招き入れる必要がありません。LINEのような身近なSNSアプリを利用する引っ越し業者もあるので、ITが苦手な方でも気軽に依頼しやすいです。
ただ、アプリをインストールしたスマートフォンやタブレットを用意しなければなりません。基本的に全国で利用できる見積もり方法ですが、エリアによっては対応してもらえない場合もあるようです。
引っ越しの見積もりと作業のキャンセル方法
引っ越しの見積もりは、複数の業者にお願いして金額を比較するのが基本です。良い条件の業者が見つかれば、ほかの見積もり依頼をキャンセルする必要があります。
また、引っ越し作業を依頼したあと、事情によってキャンセルが必要になる場面も発生します。
ここでは、引っ越しの見積もりと作業のキャンセル方法について、手順とともに注意点を解説していきます!
見積もりをキャンセルする方法
引っ越しの見積もりを複数の業者に依頼したあと、作業を任せる業者が決まった場合、残りの見積もりをキャンセルしても特に問題ありません。
担当者の方に迷惑をかけないよう、見積もりが不要になった段階で、なるべく早くキャンセルの連絡を入れましょう。
ただ、ほかの業者に決めたことを伝えると、見積もりの実施について交渉されてしまうかもしれません。面倒を避けたいのであれば、「引っ越しの予定がなくなった」と伝えれば穏便にキャンセルしやすくなります。
引っ越し作業をキャンセルする方法
引っ越しの見積もりを依頼して最終確認の電話をもらったあと、事情があってキャンセルしたい場合は、業者が指定する期日までに連絡をすれば問題なく断れることも多いです。
ただ、期日までに連絡しないとキャンセル料が発生してしまうので注意が必要です。たとえば、下記のようにキャンセル料が定められることがあります。
引っ越しの前々日のキャンセル | 見積書に記載した見積もり運賃等の20%以内 |
引っ越し前日のキャンセル | 見積書に記載した見積もり運賃等の30%以内 |
引っ越し当日のキャンセル | 見積書に記載した見積もり運賃等の50%以内 |
引っ越し当日に近づくにつれてキャンセル料が高くなるのが一般的です。業者の規定を確実に把握したうえでキャンセルしましょう。
引っ越しの見積もりに関するよくある質問
ここまでさまざまな観点から引っ越しの見積もりについて解説しました。引っ越しの見積もりについて理解を深めていただけたのではないでしょうか。
ただ、引っ越しの見積もりについて細かい疑問が残っている方もいるかもしれません。
引き続き、引っ越しの見積もりに関するよくある質問について回答していきます!
引っ越しの見積もり依頼に最適な時期はいつ?
引っ越しの見積もり依頼に最適な時期は、各業者の繁忙期以外(通常期)です。一般的には引っ越しの需要が少ない5月~2月が該当するでしょう。基本的に通常期は、繁忙期よりも引っ越しの見積もり料金が安くなる傾向があります。
また、世間の風潮も意識して見積もりの依頼時期を検討しましょう。たとえば6月は「ジューンブライド」を意識して結婚するカップルが多く、一人暮らし向けの物件が空きやすくなります。単身者であれば物件を探しやすくなり、見積もりもスムーズに依頼しやすくなる可能性が高いです。
月別の引っ越し料金相場についてはこちらの記事もご参照ください!
平日と土日の引っ越しで費用に差はある?
引っ越しの見積もり料金は平日と土日で費用に差が生じます。
たとえば引っ越し業者は、料金がお得になる日をまとめたカレンダーをホームページに掲載することがありますが、平日は料金が30%ほど割引されるケースも珍しくありません。
その一方で土日は割り引きされにくく、割り引きされるとしても平日よりも割引率が少ないことが多いです。休日は引っ越しの依頼が集中しやすいことが理由だと言われています。
引っ越しの見積もり料金を安くしたいのであれば、作業日を平日に希望することも検討してみましょう。
こちらの例として、カルガモ引越センターの料金カレンダーもご参照ください!
ダンボールを自分で用意すると見積もりは安くなる?
引っ越し業者によっては、ダンボールの提供を別途オプションサービスに含めていることがあります。たとえばダンボール10枚で3,500円ほどかかることもあり、荷物の量が多ければさらにコストが増える可能性も想定できます。
当然、自分でダンボールを用意できれば、オプションを追加せずに済むため、見積もり料金も安くなります。
見積もり料金を少しでも安くしたい方は、なるべく早い段階から不要なダンボールを集めておき、梱包用に準備しておきましょう。
引っ越しの見積もりは即日対応できる?
人によっては、引っ越し希望日までのスケジュールに余裕がなく、すぐにでも見積もりをもらいたい場合もあるかもしれません。
実は、引っ越しの見積もりに即日で対応してもらえる業者が存在しています。それだけでなく、最短当日で引っ越し作業を請け負ってもらえるケースも珍しくありません。
探してみると、即日見積もりを強みとしている業者が、意外とすんなり見つかる場合があります。「引っ越し 見積もり 即日」などで検索してみると見つかることがあるので、試してみてください。
夜間に訪問見積もりをしてもらうことは可能?
一般的な引っ越し業者でも、夜間の訪問見積もりに対応してもらえることがあります。
ただ、「〜19時まで」といったように時間が制限されがちなので、あまり夜遅い時間帯の訪問見積もりは受け付けてもらえない可能性も高いです。相談すれば時間を調整してもらえる場合もあるので、判断が難しいときでも問い合わせをする価値はあります。
なお、24時間対応可能な引っ越し業者であれば、確実に夜間でも訪問見積もりをしてもらえます。
もちろん、対応エリア外であれば、希望した通りに訪問見積もりが受けられない場合もあります。対応エリアをよく確認してから依頼しましょう。
夜間の引っ越しについてはこちらの記事もご参照ください!
長距離の引っ越しで見積もり料金を安くするには?
長距離の引っ越しでは、荷物の運送方法の種類を選び分けることで、見積もり料金を安くできる可能性があります。たとえば、ほかの荷物とまとめて運送する「混載便」や、帰りのトラックに荷物を積む「帰り便」などは、通常よりも見積もり料金が安くなりやすいです。
長距離の引っ越しを依頼するときは、業者になるべく安くなる運搬方法で対応してもらえないか、相談してみましょう。
長距離の引っ越しについてはこちらの記事もご参照ください!
引っ越しの見積もり料金を簡単に確認する方法は?
引っ越しの見積もりは、業者に連絡しないと料金を確認できないように思えるかもしれません。ただ、引っ越し業者によっては、ホームページで簡単な転居情報を入力するだけで、サイト上で金額を表示してもらえる場合があります。いわゆるWeb見積もりです。
具体的な入力情報は、現住所のエリアや転居先のエリア、家財の個数、ダンボールの数量などです。入力した情報をもとにカレンダーの日程ごとに料金が表示されます。
おおよその見積もり料金だけでも知りたい方に最適なサービスです。Web見積もりに対応した引っ越し業者も探してみましょう。
引っ越し業者の見積もりで料金がかかることはある?
引っ越し業者の見積もりは基本的に無料です。あらゆる引っ越し業者のホームページを確認しても、見積もりを無料としていないサービスを見つけるほうが難しくなっています。
4 見積料は請求しません。ただし、発送地又は到達地において下見を行った場合に限り、下見に要した費用を請求することがあります。この場合には、見積りを行う前にその金額を申込者に通知し、了解を得ることとします。
引用:標準引越運送約款(国土交通省)
ただし、引っ越しの基本ルールを定めた標準引越運送約款では、発送地あるいは到着地で下見を行った場合、下見にかかった費用を申込者の了解を得たうえで請求できるとしています。トラブルを避けるためにも上記のルールは押さえておきましょう。
引っ越しの見積もり前に用意したいチェックリスト
引っ越しの見積もりを依頼するにあたって準備や対応を誤ると、最終的な料金が高くなってしまう恐れがあります。当日に予定が狂ってしまうと、依頼者と作業員ともに負担が増えるため、見積もりの段階で失敗しないように注意が必要です。
ここまでご紹介した内容をもとに、見積もりを成功させるために確認しておくべきチェックリストを作成してみます。
- 追加料金のルールを確認したか
- キャンセル料金のルールを確認したか
- トラックを止められる場所はあるか
- エレベーターの有無を伝えたか
- 搬入が難しい家具について相談したか
- 運んでもらえない貴重品について確認したか
- 再組み立てが難しい家具はあるか
- 吊り作業の必要性はあるか
- 室内外にある荷物を忘れていないか
- 引っ越しの割引キャンペーンを見落としていないか
- 一括見積もりの電話対応にストレスを感じないか
- オプションサービスの料金を確認したか
- ダンボールを無料で用意してもらえるか
- 処分できる不用品はないか
- 自分で任せてもらえる作業はないか
- 引っ越し予定日が月末の土日になっていないか
優先度の高い順に確認すべき点をリストアップしています。気になった点や不明点があれば、必ず見積もりの際に引っ越し業者の担当者に確認しましょう。
まとめ
引っ越しの見積もりは、業者と当日の作業について打ち合わせをして、想定される金額を算出してもらうプロセスです。具体的には、荷物の量や引っ越し日程、運べない荷物など、さまざまな事項をすりあわせます。
方法は、電話見積もりだけでなく、訪問見積もりやオンライン見積もりなどから選択可能です。メリット・デメリットを把握したうえで状況に適した方法を選びましょう。
引っ越しの見積もり料金は、自分の努力でコストを削減できます。たとえば、不用品をできるだけ処分したり、需要の高い引っ越し時期を避けたり、梱包を業者に任せず自分で行ったりして減らすことが可能です。
見積もり後に依頼をキャンセルすることもできますが、引っ越し業者の指定する期日までに申告しないと、キャンセル料が発生します。見積もりを依頼して損をしないよう、引っ越し業者が定めるルールも必ず確認しておきましょう。
なお、見積もりを安くするには、引っ越し業者選びも重要です。カルガモ引越センターは、過剰な広告費が発生するテレビ広告を行わず、首都圏を中心に地域密着型のサービスを展開することでリピーターを増やし、大手の10分の1以下まで料金を削減しています。
電話見積もりや訪問見積もりなどさまざまな方法で無料見積もりを受け付けています。少しでも引っ越しの見積もり金額を安くしたい方は、ぜひカルガモ引越センターまでご相談ください。
カルガモ引越センターのサービスはこちら